ソニー、世界最軽量大口径望遠ズームレンズ GマスターFE 70-200mm F2.8 GM OSS Ⅱを発表


ソニーは、35mmフルサイズ対応α Eマウントレンズとして、開放値F2.8の明るさで焦点距離70mmから200mmのズーム全域をカバーする大口径望遠ズームレンズGマスター『FE 70-200mm F2.8 GM OSS II』 を11月26日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は330,000円前後(税込)。

『FE 70-200mm F2.8 GM OSS II』は、超高度非球面XA(extreme aspherical) レンズや最新の光学設計により、プレミアムレンズシリーズであるGマスターならではの高い解像性能と美しいぼけ描写を実現。またAF性能については、独自のXDリニアモーターを4基搭載し、従来機種『SEL70200GM』より最大約4倍の高速性能へ進化。質量は最新の光学設計とマグネシウム合金の採用などにより、従来機種比で約3割軽量化し、70-200mm F2.8の望遠ズームレンズとして世界最軽量(質量1,045g)を実現。

高速・高精度・高追従かつ静粛なフォーカシングによる快適な動画撮影ができ、被写界深度の浅い大口径レンズならではの印象的な動画表現も実現。絞りリングや絞りクリックON/OFFスイッチを搭載するほか、動画撮影時の画角変動(フォーカスブリージング)やズーム時の軸ずれを大幅に抑制し、高品位な動画表現が可能。

▲『FE 70-200mm F2.8 GM OSS II』で撮影した作品

 

 

主な特長

  • 超高度非球面XA(extreme aspherical) レンズなどを採用し、開放値F2.8の明るさで焦点距離70mmから200mmまでのズーム全域で高い解像性能とぼけ描写を実現。
  • 11枚羽根の円形絞りに加え、球面収差を最適化した光学設計と製造時の球面収差調整により、美しくやわらかなぼけを実現。
  • スーパーED(特殊低分散)ガラス2枚とEDガラス2枚に加え、今回新たにED非球面レンズを採用し、望遠レンズで発生しがちな色収差と球面収差を大幅に抑制。
  • 「ナノARコーティング II」を施すことにより、フレアやゴーストを抑制したクリアで抜けの良い描写が可能。
  • フローティングフォーカスを採用し、望遠ズームでありながら最短撮影距離0.4m、最大撮影倍率0.3倍の高い近接撮影能力を実現。
  • 高性能テレコンバーター(別売。1.4倍テレコンバーター『SEL14TC』と2倍テレコンバーター『SEL20TC』」)に対応し、焦点距離 最大400mm(APS-Cカメラ装着時は約600mm相当)の望遠域を開放値F5.6で撮影可能。
  • 高推力なXDリニアモーターの搭載などにより、AFが従来機種比で最大約4倍高速化。加えて、ズーム中のフォーカス追従性能が従来機種より約30%の大幅向上。
  • 動画撮影時のフォーカス中の画角変動(フォーカスブリージング)やズーム時の軸ずれを大幅に抑制し、快適な動画撮影を実現。
  • 世界最軽量(質量約1,045g・従来比約29%軽量化)の筐体を実現しながら、フロントヘビーとならない適切な重量バランス設計により俊敏かつ正確なパンニングが可能。
  • フルタイムDMFスイッチを搭載することで、オートフォーカスモード撮影中もマニュアルフォーカスへの移行が瞬時に可能。
  • フォーカスレンジリミッターを搭載し、予めピント範囲を限定して迅速なフォーカシングが可能。
  • レンズの全長が変わらないインナーフォーカス方式と、インナーズーム方式を採用しているため、撮影時の重心変動が少なく、安定した操作性を実現するとともに、高い防塵・防滴性を実現。
  • 光学式手ブレ補正機構を内蔵。補正モードとして、動体撮影時のフレーミングの安定性を重視するMODE3の手ブレ補正を搭載。スポーツなど動きが不規則で激しい被写体の撮影など、さまざまな条件下の撮影にも対応。

 

主な仕様

レンズ構成:14群17枚
最短撮影距離:0.4-0.82m
最大撮影倍率:0.3倍
焦点距離イメージ:105-300mm
フィルター径:77mm
大きさ:最大径88mm×長さ200mm
質量:約1045g

 

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL70200GM2/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/

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