ソニーは、35mm フルサイズ対応α Eマウントレンズとして、ズーム全域開放F値2.8の明るさで焦点距離16mmから35mmをカバーする大口径広角ズームレンズGマスター『FE 16-35mm F2.8 GM II』を9月22日より発売する。価格はオープンで市場想定価格は350,000円前後(税込)。

『FE 16-35mm F2.8 GM II』は、「FE 16-35mm F2.8 GM」の後継種。本体は全長約111.5mm、質量約547gの世界最小・最軽量レンズで、従来機種と比較して約20%軽くなっている。

また、従来よりもさらに自由度の高い非球面形状を実現した超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズを使用。これらを効果的に配置した新規光学設計により、ズーム全域開放F値2.8で高解像を実現。

広角ながらGマスターならではの美しいぼけ表現ができることに加え、最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率0.32倍で、ズーム全域でより高い近接撮影性能を備える。画面内に光源が入ったシーンも、ソニー独自のナノARコーティング IIによりゴースト・フレアを抑制。

▲『FE 16-35mm F2.8 GM II』使用イメージ

 

高速駆動を実現する最新のXD(extreme dynamic)リニアモーターを搭載し、静止画・動画の両方において、静かで従来比最大約2倍に高速化したAFを実現。フォーカスのずれが目立ちやすいハイフレームレート動画でも、被写体を高精度に追随。また、フルサイズミラーレス一眼カメラの『α1』 との組み合わせでは、高速・高精度・高追随かつ静粛なフォーカシングで最高30コマ/秒の高速連写が可能。

動画撮影時のフォーカスブリージングを従来機よりもさらに抑制することで、画角変動のない高品位な映像表現が可能。また、ズーミングによる重心移動を抑制し、安定した撮影が可能なため、ジンバルでも快適に撮影できるとしている。

さらに、クリックのON/OFFをスイッチで切り換えられる絞りリングの搭載に加え、カメラ本体から好みの機能を1つ割り当てることができるフォーカスホールドボタンを2か所に配置するなど、操作性が向上。最前面のレンズにはフッ素コーティングを施し、防塵・防滴に配慮した設計となっている

 

主な仕様

レンズ構成:12群15枚
最短撮影距離:0.22(W,T)m
最大撮影倍率:0.32倍
焦点距離イメージ:24-52.5mm
フィルター径:82mm
大きさ:最大径87.8mm×長さ111.5mm
質量:547g

▲『FE 16-35mm F2.8 GM II』で撮影した作例

 

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL1635GM2/

ソニー株式会社
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