ソニーは、3.5mmプラグインパワー対応のラベリアマイクロホン『ECM-L1』を10月18日より発売する。価格は38,500円(税込)。
『ECM-L1』は、長年にわたり放送局やプロダクションなどプロの映像制作の現場で高い評価を受けているエレクトレットコンデンサーマイクロホン「ECM-77」シリーズの技術を継承して開発し、高音質な収音性能と高い信頼性を実現。
また、プラグインパワー方式に対応し、3.5mmマイク入力端子を備えた様々な機器との接続が可能。ピンマイク形状により、被写体の襟元や胸元に装着が可能なため、インタビューやドキュメンタリー、ドラマ、Vlog撮影、ライブ配信など、マイクを目立たせずに音声を明瞭に収録したいシーンでの使用に適している。
プロオーディオ技術で培った高音質な収音性能
『ECM-L1』は、放送局などで長年使用されている『ECM-77』シリーズの技術を継承して開発。マイクカプセルの固定電極板に剛性の高いセラミック素材を採用し、優れた振動減衰特性により、高解像でノイズが少なく、原音に忠実でクリアな高音質を実現。
また、マイクカプセルを真鍮削り出し加工の外装で覆うことで、外部からの不要な共振を抑え、芯のある明瞭な収音を可能にしている。加えて、高純度のOFC(無酸素銅)ケーブルが音声の伝送ロスを低減し、音質を損なわないとしている。
撮影や録音に集中できる高い信頼性
マイクカプセルを覆う真鍮削り出し加工の外装は、マイク部の変形や破損などに対し、高い堅牢性を発揮する。また、ケーブルの太さは直径2.2mmで、断線に強い構造となっている。さらに、録音機器との接続部にはロックリングを採用し、不意にコネクターが外れることを防ぎ、確実な接続をサポートする。
風ノイズを抑えるウインドスクリーンには、メタルタイプとファータイプの二種類を同梱。屋内での使用や、マイク部の存在感を目立たせたくない場合はメタルタイプを、より風ノイズを抑えたい場合はファータイプを選ぶなど、撮影シーンによって使い分けることができる。
プラグインパワー対応による幅広い接続性
接続した機器から電源を供給できるプラグインパワー方式に対応。3.5mmマイク入力端子を備えたカメラやスマートフォン、ワイヤレスマイク、ICレコーダー、パソコンなどへ接続することができ、クリエイターそれぞれの目的や表現に合わせた高音質な音声収録が可能。
仕様
製品基本情報 | 最大外形寸法(約) | 直径 5.6 mm x 長さ 11.8 mm (マイク部のみ) 直径 2.2 mm x 長さ 1.2 m (コードのみ) |
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質量(約) | 17.7 g (コード・プラグを含む) | |
使用温度 | 0 ℃ – +60 ℃ | |
マイク | 本体電源供給方法 | プラグインパワー |
形式 | エレクトレットコンデンサー型 | |
モノラル / ステレオ | モノラル | |
指向性 | 無指向性 | |
周波数特性 | 20 Hz – 20 000 Hz | |
マイク出力端子 | 〇 (3.5 mm ミニプラグ 3極、ロック付き) |
◉製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/ECM-L1/
ソニー株式会社
https://www.sony.jp/