ソニーは、ノイズキャンセリング性能を搭載したBluetooth対応の完全ワイヤレスヘッドホン『WF-1000XM5』を9月1日より発売する。カラーは、ブラックとプラチナシルバーの2種類。価格はオープンで、市場想定価格は42,000円前後(税込)。

『WF-1000XM5』は、「統合プロセッサーV2」と「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」の2つの新たなプロセッサーを組み合わせたデュアルプロセッサー構成により、高いノイズキャンセリング処理能力を実現。

また、フィードフォワードマイクに加えて2つのフィードバックマイクを搭載する「マルチノイズセンサーテクノロジー」により、低音域のノイズキャンセリング性能が向上。世界最高のノイズキャンセリング性能により、日常生活での中高音域のノイズから、電車や飛行機の低音域の騒音までカットし、より音楽に没入することができるという。

▲プラチナシルバー

 

音質面では、ドーム部とエッジ部で異なる素材を組み合わせた振動板を搭載した、直径8.4mmの新開発ドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」により、繊細で自然な高音と豊かに響く低音を楽しめる。また、デュアルプロセッサー構成が24bitの信号処理と高品質なアナログ変換を可能にし、歪みの少ないクリアな音質を実現。

通話性能は、AIの機械学習により装着者の声と環境ノイズを分離する高精度ボイスピックアップテクノロジーと、発話時の骨伝導音を検知する骨伝導センサーを搭載しており、ソニー史上最高の通話品質を備えているとしている。

そのほか、従来機種の「WF-1000XM4」よりヘッドホン本体の体積を約25%小型化し、耳の内側にフィットする曲線形状のデザインにより、快適で安定した装着性を実現。

▲使用イメージ

 

 

主な特長

1. 完全ワイヤレス型として世界最高のノイズキャンセリング性能を実現

「統合プロセッサーV2」と「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」の2つの新たなプロセッサーを組み合わせたデュアルプロセッサー構成により、環境に合わせてノイズキャンセリング性能を最適化。

また、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」により、複数のマイクの正確な制御が可能になり、フィードフォワードマイクに加えて2つのフィードバックマイクを搭載することで、低音域のノイズキャンセリング性能が向上。

さらに、低音域の再生能力が向上した新開発のドライバーユニットによって、高精度に逆位相波を生成してノイズを相殺します。そして、高音域のノイズを低減する独自のノイズアイソレーションイヤーピースはSS、S、M、Lの4サイズを揃え、さまざまな耳の形にフィットしてノイズを遮断する。

▲「統合プロセッサーV2」と「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」

 

 

2. 新開発のドライバーユニットとLDAC対応によるハイレゾ音質

直径8.4mmドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を独自開発。従来機種よりドライバーの口径サイズを拡大し、ドーム部とエッジ部で異なる素材を組み合わせた振動板を搭載しており、豊かに響く低音域から伸びのある高音域まで広帯域を再生します。また、「統合プロセッサーV2」と「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」を組み合わせることで、24bitの信号処理と高品質なアナログ変換を可能にし、歪みの少ないクリアな音質を実現。

従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量を伝送できる高音質コーデックLDACに対応し、ハイレゾコンテンツも原音の細かい表現まで忠実に再現して再生します。さらに、AI技術を活用した高音質技術DSEE Extremeも搭載し、圧縮音源やストリーミングサービスの音を、ハイレゾ相当にアップスケーリングする。

 

 

3. AI技術とノイズ低減設計による高品質な通話性能とマルチポイント接続による高い利便性

AIの機械学習により、装着者の声と環境ノイズを分離する高精度ボイスピックアップテクノロジーと、発話時の骨伝導音を検知する骨伝導センサーを搭載し、ソニー史上最高の通話品質を備えています。また、通話用のマイク周辺の構造を最適化することで、風ノイズを低減。

さらに、マルチポイント接続に対応し、OSを選ばずに2台の機器の同時接続および機器間のシームレスな切り替えが可能。スマートフォンなどのPC以外の機器で音楽などのコンテンツを聴いていた場合も、PCとの再接続なくオンライン会議の通話へ切り替えて応答することができる。

 

 

4. 快適で安定した装着性を実現する曲線形状の小型軽量デザイン

ヘッドホン本体は世界各地で採寸して得た耳形状のスキャンデータと実測データに基づき設計。本体を耳との接触面で支える「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」により、耳の内側にフィットする曲線形状を採用。さらに、新ドライバーユニットの薄型化、SiPの採用などによってヘッドホン本体の体積を従来機種より約25%小型化することで、快適な装着性を実現。

耳に触れる側面には光沢加工を、タッチ操作部の天面にはマットな質感を採用し、質感を分けることで操作部が分かりやすくなっている。2つの質感を1つのパーツでつくりだすことで、シームレスで高品位なデザインとなっている。

▲小型軽量なデザイン

 

 

 

5. 良質な音楽体験を届ける充実の基本性能

・Auto Play対応
装着や歩行開始といったユーザーの使用環境を検知し、SpotifyやApple Music、Endelなど、連携する配信サービスの音楽を自動再生するAuto Play(オートプレイ)に対応。

・頭の向きによって音の聞こえる方向が変わる「ヘッドトラッキング」機能
スマートフォンなどの再生機と頭の方向を感知することで、再生機から音が聞こえているように自動で音場を補正するヘッドトラッキング機能を搭載しています。YouTubeや「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」などの立体音響コンテンツの動画を視聴する際に、よりリアルな臨場感を実現。

・「ヘッドジェスチャー」機能とタッチセンサーによる快適な操作性
ヘッドジェスチャー機能を搭載し、電話の受話・拒否などを、頭を振ることで操作できます。また、タッチ操作で音楽再生/一時停止などのさまざまな操作が可能で、4回以上連続でタップすることで音量調整も可能。

・より直観的に好みの音質に設定が可能な「ファインド・ユア・イコライザー」機能に対応

 

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM5/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/