『FE 100mm F2.8 STF GM OSS』(SEL100F28GM)

ソニーは、αのEマウントレンズとして、ボケ味にこだわったSTF(Smooth Trans Focus)レンズ、FE100mm F2.8 STF GM OSS(SEL100F28GM)を発表した。価格は188,000円で4月発売予定。

 

プレミアムレンズGマスターのシリーズ。高い解像性能はもちろん、STFレンズならではの印象的なボケ描写に徹底的にこだわり、花、ポートレート、ファッション、ウェディングの撮影などに適している。新開発のアポダイゼーション(APD)光学エレメントを採用し、ピント面からデフォーカス部分への遷移や、明るい部分の輪郭などSTFレンズ特有のボケ味を表現する。また、通常は大口径レンズの画面周辺で目立ちやすい口径食(歪み)を徹底的に抑制。画面全域で美しい円形ボケを実現できる。

コントラストAFと像面位相差AFの両方に対応しており、ダイレクトドライブSSMの搭載により、動画においても静粛で高精度なピント合わせができる。

マクロ切り替えリングによる近接撮影機能(最短撮影距離0.57m、最大撮影倍率0.25倍)と、レンズ内蔵の光学式手ブレ補正機構も搭載。フォーカスホールドボタン、AF/MF(マニュアルフォーカス)を切り替えるフォーカスモードスイッチ、絞りリング(T No.5.6~22)など、操作性や防塵・防滴にも配慮した設計になっている。Tナンバーはシネレンズではおなじみの指標で、レンズの透過率を考慮に入れた、実質的なレンズの明るさを示す値。このレンズは開放F値は2.8だが、アポダイゼーション光学エレメントの使用により、通常のF5.6のレンズと同じ明るさとなる。

『FE 85mm F1.8』(SEL85F18)

フルサイズ対応の開放F値1.8の大口径中望遠単焦点レンズ。ソニーEマウントの85mmでは評価の高いSEL85F14GMというGマスターレンズがあるが、225,000円と高価。SEL85F18は開放F値をF1.8とすることで、コンパクトにし、かつ価格も74,000円と抑えている。

 

ED(特殊低分散)ガラス1枚と9枚羽根の円形絞りの採用により、ピント面は画面の隅々までシャープ。また、ダブルリニアモーターの搭載により、高速・高精度で静かなフォーカス駆動を実現する。カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンには、対応するカメラのメニューからポートレート撮影に便利な瞳AF機能などを割り当てることができるほか、MF時にレスポンスよく快適な操作が可能なフォーカスリングやフォーカスモードスイッチも搭載、防塵・防滴にも配慮している。