ティアック株式会社は、4K/UHDライブストリーミング用AV Over IPエンコーダー/デコーダー『VS-R265』とFull HDライブストリーミング用 AV Over IP エンコーダー/デコーダー『VS-R264』の両機種において、RTMPを同時に3系統出力を可能とするファームウェアの無償アップデート「V1.1.0」を1月7日より開始した。
同アップデートにより、RTMPまたはRTMPSプロトコルを使用する3つのプラットフォームにサイマル配信が可能となった。(YouTube Live、Facebook Live、Twitch、ニコニコ生放送、SHOWROOM、ツイキャス、LINE LIVE、Wowza、Vimeo、Boxcast、DaCastなど)
様々な運用に対応するRTMPサイマル配信
従来のRTMPサイマル配信は、パソコンの配信ソフトを使うか複数の『VS-Rシリーズ』を使用する必要があった。配信ソフトを用いる方法はパソコン本体への負荷が大きく、配信のクオリティにも影響をおよぼし、複数のハードウェア・エンコーダーを用いる方法は運用コスト面などで敷居が高いものだった。
今回のアップデートでは、同じ番組を最大3つのRTMPストリームへ『VS-Rシリーズ』本体だけで容易に安定したサイマル配信を行うことができる。
またYouTubeなどメインのストリームサーバーとバックアップサーバーを持つ配信サービスに対しては『VS-Rシリーズ』本体のみで、同時に別のRTMPアドレスに送出することも可能。
異なるプロトコルへ最大8系統の同時配信を実現
またRTMPの3系統サイマル配信に対応したことにより、ストリーム出力の総数が8つに増加。(3 x RTMP / RTMPS、1 x RTSP、1 x HLS、2 x RTP / UDPユニキャストおよび1x RTP / UDPマルチキャスト。ストリーミングのパフォーマンスは解像度設定や転送レート、ネットワーク環境に左右される。)
◉ ダウンロード
『VS-R265』https://tascam.jp/jp/product/vs-r265/download
『VS-R264』 https://tascam.jp/jp/product/vs-r264/download
ティアック株式会社
https://tascam.jp/jp