株式会社ワコムは、初の有機ELディスプレイ採用のペンタブレット『Wacom Movink』を5月15日に発売する。 価格は118,800円(税込)。

『Wacom Movink』は、精細な表現を実現する「Wacom Pro Pen 3」の描き味と鮮やかな13.3型フルHD有機ELディスプレイを融合した同社史上最薄・最軽量のペンディスプレイ。対応OSは、Windows、macOS、 ChromeOS 、Android(デスクトップモード対応機種のみ)。


ワコムの最薄・最軽量ペンディスプレイ 

『Wacom Movink』は重さ420g、最薄部はわずか4mmの最薄・最軽量を実現。同サイズの「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」と比較すると66%薄く、55%軽量。堅牢なCorning Gorilla Glassと耐久性のあるマグネシウム合金を採用し、バッグに入れて持ち運んでも壊れにくい頑丈さも兼ね備えている。 


有機ELによる深みのある黒、より高いコントラスト、鮮やかな色 

「Wacom Movink」は、13.3型のサムスン製有機ELディスプレイを採用。最大表示色10億7374万色のフルHD解像度、100,000:1のコントラスト比を実現。また、DCI-P3カバー率100%、Adobe RGBカバー率95%を実現した広色域ディスプレイも特徴。Pantone 認証とPantone SkinTone 認証を取得しており、工場出荷時にキャリブレーションを行なっている。別売の「Wacom Color Manager」でハードウェアキャリブレーションを行うことも可能。 


究極の描き味 

有機ELテクノロジーを採用することで、視覚的再現性だけでなく、ペンの操作性も向上。有機ELディスプレイの特性を活かし、ワコムのペンの中でも最速の応答速度を実現し、視差を最小化した。さらに、有機ELディスプレイは、画面を強く押した時に起こる波紋が生じにくいのも特徴。

「Wacom Movink」用に新しくデザインされた「Wacom Pro Pen 3」が付属。この細いペンは、最新のWacom Cintiq Proシリーズと同様に、高精度な筆圧感知と傾き検出機能を搭載し、力強いブラシ描画や軽い直線の描画まで、思いのままに線を描くことができる。持ち運び時のアイテムを減らすため、芯抜き付きの替え芯ホルダーがペンに収納されている。 

ワコムのデュアル・ペンテクノロジー

「Wacom Movink」は、ペンのサンプリングレートの改善により、線のゆらぎや遅延がなく、正確に描画できるWacom Pro Pen 3テクノロジーに最適化されている。また、プロ向けクリエイティブペンディスプレイで初めて、有名文房具メーカーのデジタルペンに採用されている汎用性の高いペンテクノロジーに対応。これにより、旧世代のWacom Pro Pen、Staedtler、Lamy、Dr. Grip Digital for Wacomなども利用可能。さらにサムスン製デジタルペンにも対応。 

対応OSは、Windows、macOS、 ChromeOS 、 Android (デスクトップモード対応機種のみ)。バスパワーに対応しており、USB Type-Cケーブル1本で接続可能。リモートデスクトップ接続でペン入力を最適化すソリューション「Wacom Bridge」にも対応。 

主な仕様

  • ディスプレイサイズ:13.3型
  • ディスプレイパネル:有機EL (OLED)
  • 最大表示解像度:1920×1080
  • リフレッシュレート:60Hz
  • 色域:DCI-P3カバー率 100% (CIE 1931)(標準値)、Adobe RGBカバー率:95% (CIE 1931) (標準値)
  • 筆圧レベル:8,192レベル
  • マルチタッチ機能:○(10点)
  • インターフェース:USB Type-Cポート×2
  • 本体サイズ:319.5×205.2×4~6.6mm
  • 質量:420g


◉製品情報
https://www.wacom.com/ja-jp/products/pen-displays/wacom-movink?utm_campaign=wcl-jpn-pr-productlauch-pressrelease-b2c

ワコム株式会社
https://www.wacom.com/