パナソニック コネクト株式会社は、シーリングアレイマイクロホン『WX-AM800』とワイヤレスアンテナユニット『WX-AU202』を2023年度第4四半期に発売する。価格はオープン。
『WX-AM800』は、発話者の声を天井から集音するシーリングアレイマイクロホン。自然な音声でシトレスフリーなハイブリッド会議・授業を実現する。
『WX-AU202』はシーリングマイクと1.9GHz帯ワイヤレスマイクの同時使用を可能にするワイヤレスアンテナユニット。
ビームフォーミング技術で、狙った場所や話者の声を的確に収音
ハイブリッド会議や授業で円滑にコミュニケーションを行うためには、まずはリアル側の参加者の声を的確に収音し、オンライン先に音を届けることが重要。ビームフォーミング技術は、複数のマイクに届く音量の差・到達した時間の差をもとに計算して指向性を制御し、特定方向の音を強調することができる技術。
この技術により、狙った場所や話者の声を的確に収音でき、複数人の同時発話(最大4者まで)にも対応でききる。ハイブリッド会議や授業を行うたびに1人1人にマイクを準備する必要がなくなり、簡単に効率的に運用できる。
また、収音範囲は1台で9m×9mをカバー、シーリングマイクは同一部屋内に最大4台まで設置できるため広い会議室や講義室にも対応できる。収音エリアの設定は、4種類ありユーザーの使用環境や運用にあわせてカスタマイズし設定することで、より聞き取りやすい環境を構築できる。
エコーを低減する機能でシーリングマイクとワイヤレスマイクの併用が可能
ハイブリッド会議や授業を行うためには、リアル側もオンライン側も聞き取りやすい環境を構築する必要がある。特に室内拡声を必要とする規模の部屋では、リアル側の参加者にも明瞭な拡声を行うために、シーリングマイクとワイヤレスマイクを併用したいというニーズがありました。パナソニックはこのようなニーズに対応するため、ワイヤレスアンテナユニットを新たに発売する。
シーリングマイクにワイヤレスアンテナユニットを接続することで、1.9GHz帯ワイヤレスマイク2本を、シーリングマイクと併用して使用することが可能。ワイヤレスマイクでの室内拡声中に、リモート先からの音声をマイクが収音してリモート先へ戻してしまうエコー現象がおきないよう、シーリングマイクにエコーを低減する機能が内蔵されており、リアル側でもワイヤレスマイクを拡声しつつ、オンライン先に自然な音声を届けることが可能。
パナソニック製リモートカメラとの連携で、臨場感のある会議体験を提供
シーリングマイクは、パナソニック製のリモートカメラとの連携で、映像と音声を連動させ臨場感のある会議や授業を行うことがでる。シーリングマイクが発話者の位置を特定し、自動でリモートカメラの向きを切り替えることが可能。オンライン側も発話者の特定に困ることなく、より質の高い会議や授業が行える。また、外部機器やソフトウェアによる制御は不要、シンプルな機器構成で連携を実現できる。
コンパクトサイズと4種類の設置方法で、様々な環境への設置が可能
天井への設置は、スペースが限られていることから設置の柔軟性を重視した設計で、40㎝×40㎝のコンパクトサイズを実現。また設置方法は、お使いの環境にあわせて天井埋込、天井取付、ワイヤー吊り下げ、VESAマウント金具取付の4種類から選択いただくことが可能。
ソフトウェアで複数のシステムを一元管理でき、管理者業務の負荷を軽減
設定や監視が行えるソフトウェアのMicrophone System Configuration Center (MicCC)は、別々の部屋にある複数のシステムを一元管理することができる。また、MicCCはシーリングマイクシステムだけでなくパナソニック製の1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステムの各種設定や状態取得ができ、ワイヤレスマイクも同じソフトウェアで管理することができる。
※Microphone System Configuration Center (MicCC)は、2023年度第4四半期に弊社Webサイトにて公開予。
◉製品情報
シーリングアレイマイクロホン WX-AM800
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/sound_micro-wireless_ceilingmic/lineup/wx-am800
ワイヤレスアンテナユニット WX-AU202
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/sound_micro-wireless_ceilingmic/lineup/wx-au202
パナソニックコネクト株式会社
https://connect.panasonic.com