高性能カメラ持てあまし隊が行く! TOKYO MX 「How to モンキーベイビー! 」100人カメラマンが撮るアクションドラマの舞台裏


毎回「その道のプロ」を招き、矢口真里とハルク(劇団ひとり)がその人に教わって手っ取り早く「猿まね」してみようという番組「How to モンキーベイビー!」。その人気ネタの一つとなっているのが「How to ムービー」。短編映画を作って「那須アワード」で受賞するなど、実績を重ねるうちに徐々に企画がエスカレート。素人カメラマンを起用してアクションドラマ「ものいり刑事」を作ったのをきっかけに、高価なカメラを買ったのに使いこなせていない、使う機会がない人を集めて「高性能カメラ持てあまし隊」を結成、その続編を作ることになった。
「高性能カメラ持てあまし隊」としての第1回作品は、30人の素人カメラマンによるドラマ「帰ってきたものいり刑事」。この無謀とも言える企画は、文字通りハプニング続出。その模様は「ビデオサロン10月号」とWEBニュースでもご紹介したが、ドラマの予想以上のデキに気をよくしたのか、調子にのってさらに無謀な企画に挑戦。なんと今度は100人のカメラマンを集めて、40分という長い尺のドラマを撮るというのだ。今回も編集部はその現場を取材、その模様をお届けしよう。「ビデオサロン」11月号でもレポートを掲載している。


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体育館で気勢を上げる約100名の高性能カメラ持てあまし隊。「いい映像を撮るぞー!」「オーッ!」
9月21日朝10時、撮影会場となるデジタルハリウッド大学八王子キャンパスに約100人の素人カメラマンが集合。各自持ち寄ったカメラはコンパクトデジカメから家庭用ビデオカメラ、デジタル一眼、コンシューマー機まで幅広い(バラバラといえばバラバラ)。この日撮影するのは、アクションドラマ「さらば!ものいり刑事」。役者たちはすでに会場入りしてリハーサルを開始している。
参加カメラマンは体育館に集合、予定より少し遅れてオリエンテーションがスタート。前回に続き、撮影監督の高間賢治さんが監督である菅野一人さんとともに撮影の流れとポイントを説明。今回は校舎内や校庭、体育館を役者が移動しながらの一発撮りとなる。大人数であり、狭い場所もあるため、全員が全てのシーンを撮るのは事実上不可能。欲張らず、撮るシーンを絞り込むようアドバイスした。
前回の30人カメラマンのときは、セリフの少ない脇役にカメラマンが集中して、肝心の主人公をほとんど誰も撮っていないという事態に陥った。また、他のカメラマンが写り込んでしまう「事故」も少なくなかった。そうした反省をもとに、あらかじめ今回のポイントとなるシーンを説明し、そこになるべく多くのカメラマンが集まるよう促すとともに、ポジショニングにも注意をを与えた。
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出演キャストの挨拶(左)。各シーンの役者の動きやカメラ位置などを説明(右)。
ロケ弁(ハルクとのゲームに負けたやぐっちゃんの自腹)の昼食のあと、いよいよ撮影開始。まずは通しリハーサルを2回行い、本番となる。通しリハは主役のものいり刑事と、誘拐される妹役の矢口さんの2チームに分かれて行う。このどちらかについて回れば、各撮影ポイントを一通り見ることができる。台本や説明をもとに各自が判断して分散。通しリハを見て自分が撮るシーンを決めようという人よりも、あらかじめココというシーンを選んでなるべくいいポジションを確保(場所取りは早いもの勝ち)しようとする人が多かったようだ。
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ものいり刑事の妹(矢口真里)が誘拐され廃校の教室に監禁されるシーン。教室内を役者が動き回るため、カメラを構えられるエリアはあらかじめテープで指示されている。
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カンフーのバトルシーンは今回の見所の一つ。ここにはなるべく人が集まるよう呼びかけた。出番が終わった劇団ひとりさん(中央)もNEX-5で撮影に参加。ローアングルやハイアングルでの撮影を試みていた。
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大詰めの体育館でのシーン。妹の救出に成功したものいり刑事だが…。他のシーンを撮り終えたカメラマンも集まってきた(左)。兄の指示で体育館の外に脱出した妹・真里が目にしたものは!? このシーンで全ての撮影が終了。
本番は文字通り一発撮り。遅れ気味の進行だったが、インターバルを圧縮したことと、関係者も「想像以上のデキ」と評価した役者陣の熱演もあって、最終的には予定の15分遅れにまで挽回し、撮影は無事終了。特定シーン(特に矢口さん絡み)にカメラマンが集中することが心配されたが、事前の説明も功を奏し、本番ではうまく人が分散してくれた。
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目に留まったカメラたち。左からソニーHC1、パナソニックDVX100、ちょっと前のカメラもまだまだ現役。超望遠レンズを装着したEOS 5D Mark Ⅱ。デジタル一眼は今回も多く見られた。
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左は最新機種ソニーNEX-VG10、お次はソニーZ5J。キヤノンHV20にDOFアダプターを介して一眼レンズを装着、さらにこれを自作のサポートフレームに取り付け安定化を図った。
参加者が撮影した素材は、菅野一人監督のアシストで矢口さんが編集することに。果たして、そのできばえは!?
放送予定日は10月20日、27日、11月3日。20日はキャスト発表&本読みと事前リハーサルの模様を、あとの2回で撮影当日の模様を放送する。放送時間は23:30~24:00。
How to モンキーベイビー! 公式サイト http://www.howtomonkeybaby.com