【12月18日 追記しました】
メタルトイズブースでは、軽量箱馬を実際に制作中。まるでデパートの伝統工芸品の特設販売コーナーのよう。これ以外に日本の家屋に合わせた幅の狭いレールなども展示。
三友ブースでは、4K3Dの50型ディスプレイを利用した3Dのデモ映像を。レンチキュラー方式で裸眼で立体に見える。入力は4KまたはHD(DVI)。用途としてはデジタルサイネージを想定している。
テクニカルファームブース。クロマキー撮影用の縦位置リグなども展示されていたが、これは、ソニーα7SのEマウントからキヤノンEFマウントに変換し、さらにB4マウントの放送用レンズを使用できるようにする変換アダプター。B4マウントレンズのほうは、エクステンダーを入れて使用する。
今回、期待してブースに行ったのだが、残念ながら可動する実機が間に合わなかったのが、ZACUTOの有機ELビューファインダー。ノビテックブース。これまでは液晶モニターとEVFの兼用タイプが主流だったが、これはEVF専用。製品は2種類あり、Gratical HDは、解像度1280×1024(HD画像表示は1280×720)、Gratical LTは、1044×768(同1024×576)。HDMIとHD-SDI入出力をそれぞれ1ポート(合計4端子)をサポートし、クロスコンバート機能も持つ。電源はキヤノンEOSのLP-E6相当品を使用。フルチャージで約4時間駆動。
台湾の三脚メーカー、ACEBILが日本での販売を開始。InterBEEに初出展した。豊富な三脚のラインナップだけでなく、コンパクトなジブやスライダーも展示。写真は、フェザージブCMJ-1(68,000円)。最大荷重3kgまでのカメラを使用可能。
RAIDブース。レンタルの小輝日文の販売会社がRAID。3軸ジンバルのMOVIをFLOWCINEが開発した機構でイージーリグと組み合わせて使用すると重さを軽減できる。
音声収録がメインにビデオカメラ、ZOOMのQ4の上位モデルが登場。マイクはガンマイクなどに差し替えることができる。その接点は、H6と同じものなので、ZOOMのマイクラインナップを使用できる。背後には、XLR入力が2系統装備される。
ヴァイテックブース。ユニークなかたちをしたQ Ball 3パン&チルト機構一体型リモート制御カメラヘッド。ステージ上などでカメラの存在を意識させずに設置する用途。カメラは20倍光学ズーム付き。パンは連続回転可能、チルトは0から360度。IP45の防水防塵保護等級に対応している。1台のコントローラーで最大96台のカメラを制御できる。
NEXTTO DIは、SxSやCF、SDやSSDなど各種撮影メモリーカードのデータを同時に3台のHDDにバックアップコピーするもの。メモリーカードモジュールは交換可能。国内販売はニューエックス。
例年、音響と映像のブースのちょうど狭間で2ブース出していたローランドは、今年は1ブースに統合。映像系では、新製品のマルチフォーマット・マトリクススイッチャー、XS-84シリーズをメインに展示。 HDMI8系統、アナログ8系統入力のステレオ16chデジタル・オーディオ・ミキサー搭載。アプリケーションにあわせて2、3、4出力をラインナップする。スケーラーとビデオ・プロセッサーを搭載し、映像の分割出力や合成処理が可能。操作はタブレットでも快適にできる。
昨年は制作市場向けのコンバージェントデザインOdyssey7Qが注目を集めたテクノハウス。今年もOdyssey7Qも展示されていたが、どちらかというとIP系のシステムが目立った。Ensemble DesignesのIPコーデック搭載マトリックスルーター、BrightEye NXT450は、カメラは家庭用の小型カメラを複数使い、リモート側とスタジオ側をIPで接続。1台でエンコーディングとデコーディングを同時に行うことができるのが大きな特徴。本体内蔵のクリーンスイッチにより、無瞬断で切り替えができる。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/