InterBEE2013ではGoProなどのウェアラブルカメラやスマートフォンなど小型のカメラ用スタビライザーの展示も目立った。また、空撮用のジンバルを活用したものも目を引いた。ここではスタビライザー関連の製品を中心に紹介していきたい。
空撮用ジンバルを応用したハンドヘルドスタビライザー
香港メーカーのMASTOR Technology Limited(マスターテクノロジーリミッテッド)が展示していたハンドヘルドジンバル。写真上のiPhoneなどスマートフォン用のCHEETAH-CH1は米200ドル、写真中央はGoPro用のGREYHOUND-GR1は400米ドル。GoPro本体と連動する電源スイッチを搭載する他、90°のティルト機構も搭載する。GoPro HERO、HERO2、HERO3写真下はコンデジやミラーレス一眼に対応するSALFISH-SF1。本体の重さは約620g。ニコンCOOLPIX、EOS M、ソニーRX1、NEX-7/5などを取り付けられる。現状、日本国内での販売ラインはないものの、代理店が見つかり次第販売を開始する予定とのこと。
SteadicamはGoPro用のカーブを展示
GoPro用スタビライザーSteadicam Curve(ステディカム カーブ)。赤、青、黒、白、パープルの5色展開。価格は決定していないが、1万5千円以下で販売される予定しており、発売時期は2014年初頭とのこと。
GoPro用グライドカム、アクセサリーでスマホ搭載にも対応
GoProなどのウェアラブルカメラ用スタビライザーiGlide(アイグライド)は30,450円。カラーバリエーションはブラック、ブルー、グリーン、オレンジの4色を用意。写真下のアダプター(9,870円)を装着すればiPhoneなどのスマホも搭載可能。KPIブース。
防振機能はないがマルチに使えそうなカメラサポート
トルコのエーデルクローン社が発表したマルチカメラサポートPocketShotも参考展示。ショルダーサポート、ミニスタンド、ローアングルアダプターなど様々な用途で使用できる。価格は未定。2014年初頭の発売を予定しているという。
安全に飛ばせるマルチコプターとその技術を応用したジンバル
純国産のマルチコプターZion(ザイオン)シリーズを展開するエンルート社。写真上はプロペラガード付きで安全に飛ばせるGoPro用2軸ジンバル付きセットPG560(468,000円)。機体が接触しても大きく姿勢を崩すことなく撮影を続けられる。GPSを利用した自動定点ホバリングや自動帰還機能も搭載。WindowsとMac対応のコントロールソフト・ミッションプランナーを使用すると予め、軌道を設定してそれに沿って自動操縦できる機能も搭載する。写真下は同社のジンバル技術を搭載したZionブラシレスジンバル。最大積載重量は1.5kg。2軸タイプは250,000円、3軸タイプは400,000円。12月中旬に発売予定。
ジンバルブームの火付け役MoVIは各所に展示されていた
NABでも話題になったフリーフライシステムズのMoVI(モービー)は、最近にわかに巻き起こりつつあるジンバルブームの火付け役とも言える存在。会場の各所で展示されていたが、写真はレッドディジタルジャパンブースでの展示の模様。EPICを取り付けた状態。
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