アイデアの光る機材を紹介するアイデアGOODS品評会、今回は自動追尾回転台「楽楽ツイビー」をレポート。
自分撮りの救世主!? 軽快な追尾姿が微笑ましい
旭フォトマイクロウェア
楽楽ツイビー オープン価格(実勢39,900円前後)
◆製品の特徴
撮影グッズ愛好家のK氏が、衝動買いしたものの一度も使用していないアイテムがあると紹介してくれたのが自動追尾回転台「楽楽ツイビー」だった。そのネーミングセンスに触発され、テストをしてみる。
製品は、カメラを載せる回転台と万歩計サイズの送信機からなり、被写体の動きに合わせてカメラの向きを自動的に追尾させるという代物。回転台には送信機の信号を捕らえる受信部があり、水平360度自動的に送信機の向きをパン追従する仕組みだ。なお、ティルト動作には対応していない。
◆パン動作はしっかりしている
早速テストしてみると、意外にも(?)追尾の反応は軽快でパン動作もスムーズ。撮影後の映像を見てもガタツキは少ない。回転速度は送信機の動く幅に合わせて変化するが、最大で一周360度を5秒で回る。早歩き程度のスピードなら、問題なく追尾可能だ。
送信機の信号到達距離は8メートル程度。センサー部が隠れたり、急激に向きを変えると動作が途切れてしまう。また、回転時には「ウィーーン!」とラジコンカーが動くようなモーター音も同時に発生するので音声の収録では何かしらの工夫やら諦めが必要だろう。
自動追尾以外にも2種類の操作モードがあり、ひとつは送信器の「手動」ボタンを押した時だけ追尾する手動追尾。もうひとつは送信機のダイヤル操作で回転をコントロールできる遠隔操作機能。これらのモードを使えば、人が入り込めないような狭い空間にいれたカメラをパンさせるなど特殊な用途に使えるかもしれない。
◆インプレッション
本来、カメラマンも一緒に写ろう! という趣旨の自分撮りを推奨するアイテムだが、回転時の駆動音と送信機の装着で、プライベートでの使用はちょっぴり恥ずかしい…。しかし、従順に送信機を追う姿には心強い味方を得た気分だ。 (編集A)
▲製品は受信機と送信機のセット。送信機はデザイン、サイズともに万歩計を思わせるような造り。正面の黒い丸がセンサー部。
▲実際に回転する部分は小さい。中央には三脚へ装着可能なネジ穴が切ってある。回転台の天面部にはカメラを取り付けるための雲台を装備。耐荷重量は1㎏未満。
◆総合評価
機 能 :★★★
性 能 :★★★★
便利度 :★★
追跡度 :★★★★
回転速度:★★★★★
問い合わせ先:旭マイクロウェアサポートセンター045-922-6955
http://www.apmw.info/html/twi-bee.html