ソニーのコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot(サイバーショット)」の新製品DSC-WX30の動画機能をテストした。テスターは政木桂氏。


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ボディカラーはバイオレット(写真)のほか、ピンク、ゴールド、シルバー、ブラックの5色を用意。
WX30は有効約1620万画素の“ExmorR”裏面照射型CMOSを搭載。搭載するカールツァイス「バリオテッサー」レンズは光学5倍ズームだが、新機能である全画素超高解像技術を採用し、10倍ズームとして機能する。ただし、この全画素超高解像技術は静止画のみ有効で、動画撮影時はデジタルズーム(切り出し/20倍相当)としてしか使えない。
また、エントリークラスながらタッチパネルを採用。動画撮影ではフルHDに対応(60iのみ、60pには未対応)し、手ブレ補正は光学式と電子式を併用した「アクティブモード」を搭載する。また、他社製品ではすでに採用されている、さまざまなエフェクトが楽しめる「ピクチャーエフェクト」機能が「サイバーショット」シリーズとして初めて採用された。
テスト映像では、動画撮影時のズームテスト(光学5倍/35mm換算時25–125mm)、動画時デジタルズーム(20倍)、アクティブモード手ブレ補正をノーマルモードと比較。アクティブモードは、ハンディカムのものと比較すると細かな揺れが残っているが、ノーマルモードとの比較では明らかに揺れが少なくなっているのが確認できる。最後に、夜間撮影の映像を入れているが、裏面照射CMOSの強みで、ノイズの少なさが印象的だ。