ビデオサロン11月号で紹介した海津研さんの切り絵アニメーションの世界。実際の動画で実感をつかんでいただきたいので、ウェブに一部分を掲載します。取材は菅原安さんです。


ではまず動画をどうぞ。DVカメラでコマ撮りされています。

海津さんの切り絵アニメーションはどうやって作られているのでしょうか? 
製作の基本スタイルはこんな感じです。
aseisaku.jpg
4枚のガラスがあり、各層にパーツを配置すると、立体感ある世界が創造されます。一番下にライトボックスがあり、作品のバックは透過光が基本となっています。
収録用のビデオカメラは、DVのCanon PV1でした。
各レイヤーの距離感は、くもりガラスやサンドペーパーで傷をつけたアクリル板などを置き、フォギーをかけて表現しています。
透過光ならではの映像効果が生まれ、ほとんどのシーンで使われています。
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動画でお見せしたところは、動いているシャクトリムシを鳥が見つけて食べてしまうシーンですが、フォーカスが後方に移動し、じっとして動かなかったナナフシが動き出します。
このフォーカス移動もシャクトリムシの前にかかっていたくもりガラスを外して作られたものだそうです。
切り絵アニメーションは11月7、8日に千葉県我孫子市で開催されるジャパンバードフェスティバルのイベントで公開されます。興味のある方はぜひご参加ください。
11月8日(日)11:30〜12:30
場所:アビスタ1fホール
ジャパンバードフェスティバル2009
追加情報
海津研さんのYouTubeのチャンネルはこちらです。
もうすこし長いダイジェスト版の「よたか」などが見られます。
http://www.youtube.com/user/kenkaizu
海津研さんのブログはこちら
http://blog.livedoor.jp/kaizuken1/