レポート ● 武石 修

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1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。iStockコントリビューター/DaVinci Resolve 認定エンドユーザー。https://osamu-takeishi.com/
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■ キヤノン

ミラーレスカメラのフラッグシップモデル「EOS R1」と中級機の「EOS R5 MarkII」が新製品の展示となっていた。いずれもイメージセンサーや画像処理エンジンを刷新。ハイクオリティな動画と写真を高い次元で両立したという。特にEOS R5 Mark IIは8K 60P RAWが内部記録可能となっている。

EOS R1(左)とEOS R5 Mark II(右)


モニターなどを付けたシネマスタイルも提案




■ ソニー

9月20日発売の新レンズ「FE 85mm F1.4 GM II」を展示していた。第2世代ということで、従来ゆっくりだったAFを高速化。加えて静音化も達成し動画でも安心して使えるレンズになったとのこと。また、ハンディカムコーダーでは6年ぶりとなる「PXW-Z200」の展示もあった。

FE 85mm F1.4 GM II


PXW-Z200(外観は製品版とは一部異なる)




■ ニコン

7月に発売したミラーレスカメラの新モデル「Z6III」の姿があった。上位モデルの「Z8」に比べてコンパクトで機動力を高めたフルサイズ機となる。新型センサーを採用し6K 60P RAWの内部収録に対応した。センサーの大きさは暗所での強さといったメリットがあるという。


Z6III。SmallRigのケージが取り付けてあった


クラシックなデザインで話題になった「Z f」の展示もあった




■ 富士フイルム

35mフルサイズよりも大きなセンサーを搭載する「ラージフォーマット機」を揃える同社は、「FUJIFILM GFX100 II」をアピール。動画機能では8K 30P 4:2:2 10bit収録などが可能だ。ラージフォーマット対応のシネマレンズ「Premista」と組み合わせたデモも行われていた。

FUJIFILM GFX100 II。レンズはPremistaだ


こちらは、よりコンパクトになった4K対応機「FUJIFILM GFX100S II」




■ ブラックマジックデザイン

今後発売予定となっている同社初のボックス型シネマカメラ「Blackmagic PYXIS 6K」が展示されていた。シネマカメラとしてリグなどでカスタムしやすく、ジンバルでもバランスが良いという。「Pocket Cinema Camera」からのアップグレードにも適するとのこと。


Blackmagic PYXIS 6K。オプションのファインダーなどを装着していた


箱形なのでオプションの装着がスマートにできる




■ ライカ

ブースでは、ミラーレスカメラの最新モデル「ライカSL3」が注目製品となっている。6,000万画素クラスのフルサイズ機でプロやハイアマチュアに向ける。DCI 8Kまで対応する高解像度の動画機能も売り。レンズ性能の高さも謳っていた。Lマウントを採用する

ライカSL3。会場ではレンズの試用もできた


同社Lマウントレンズの性能の高さもアピールしていた




※イベントは終了しております。来年9月にCREATORS EDGE2025を開催予定です。