富士フイルムはFUJINON MKを
富士フイルムは今年から発売され、大人気になっているFUJINON MKシリーズをソニーのデジタルシネマカメラと組み合わせて展示。カメラを構えるのは、富士フイルムの山崎篤史さん。装着されているのは、7月に発売開始された50-135mm T2.9。もっともっと日本で数を売りたい!と言うのは三須さん。
富士フイルムのXマウント用も現在開発中とのこと。そちらは電子接点もあり、ボディと情報のやりとりもあるタイプになる。ここまでくるとXマウントを採用した富士フイルムの動画メインのDSLRもしくはデジタルシネマカメラも期待したくなる。シネレンズといっても、後述するシグマの路線とはアプローチが全くことなり、単焦点がなくズームレンズのみであり、ENGスタイルでの運用も想定しているのが面白い。
シグマは新製品の14mmに注目
シグマのシネレンズも好調だ。放送局などに持っていくと、こんなに安くていいのか、という反応だという。もっとも売れているのは、18-35mmと50-100mmだが、今回の注目は14mm T2 FF(カメラに装着されているレンズ)だ。これは、写真用の14mm F1.8 DG HSMという、14mmとしては世界初で唯一のF1.8という明るいレンズがベースになっている。このレンズが星を撮るアマチュアに受けに受けて、売れているのだという。写真は左が堤さん、右が若松さん。
映像においてもF1.8(T2)という明るさ=被写界深度の浅さで、独特な世界が生まれる。ピンは顔に来ているが手と背景はボケている。MODも短いので、手にピンを持ってきて背景をぼかすこともできる。
ATOMOSのモニターで見ても、キレの良さとツヤが感じられる。