パナソニックは7月11日、LUMIX GH6の最新ファームウェアVer.2.3を公開した。これにより外部モニターレコーダーBlackmagic Video Assist 12G HDRへのBlackmagic RAWや4K/120pの外部記録が可能になった。今回はビデオグラファーのSUMIZOONさんにその収録方法をはじめ、フルサイズ機のLUMIX S5IIXとの使い分けや色合わせについても検証してもらった。

テスト・文●SUMIZOON

はじめに

LUMIX GH6は本サイトをご覧の一部の方には、今更説明不要なカメラであると思う。動画撮影に適したパッケージで多くの撮影機能を「これでもか」と詰め込んだ、LUMIXのマイクロフォーサーズ機のフラッグシップ機だ。

GH6はProRes 422の5.7K内部収録やダイナミックレンジを拡張するダイナミックレンジブースト機能、強力な手ブレ補正、全画素読み出し&クロップのない4K/120p、5.7K/60p 無制限記録を誇る排熱構造、ありとあらゆるカスタマイズが可能なボタン類等、HDMIケーブルと干渉しないチルトフリーアングルモニターなど、動画マシンとしての優れた特徴を挙げればきりがない。

記録画質はそのパワフルな動画機能・性能とは裏腹に「繊細」そのもので、フルサイズカメラで撮ったと見まがうほどの「線の細さ」、「階調性の豊かさ」があり、私も初めてその映像を目にした時の驚きは今も忘れていない。

GH6の発売は2022年の3月。既に1年以上経過しているが、GH6ユーザー界隈では「いつBlackmagic RAW(.braw)収録に対応するのか?」が時折話題となっていた。私自身もGH6のBlackmagic RAWで撮りたいと思っていたユーザーの一人であり、その機能向上を心待ちにしていた。

今回はGH6のファームウェアVer.2.3の目玉アップデートであるBlackmagic RAW収録機能を中心にその内容を紹介していきたい。

 

BlackmgicRAWで撮影できるLUMIX全機種

GH6を含めBlackmagic RAW収録できるLUMIXは下記の通り。

BlackmagicRAWで撮影できるLUMIX
マイクロフォーサーズ機 LUMIX GH5S / BGH1 / GH6
フルサイズ機 LUMIX S1※ / S1H / S5 / S5II※/ S5IIX / BS1H

※S1/S5IIはアップグレードソフトウェアキー DMW-SFU2が必要

このようにLUMIXは実に多くの機種でBlackmagic RAW収録に対応している事が分かる。尚、GH6では4K/120pのRAW収録を行う事が可能で、これは他のLUMIXにない特徴と言えよう。

ファームウェアアップデートの内容

ファームウェアVer.2.3で追加された機能は下記の通り

  • Blackmagic RAW収録に対応(Blackmagic Video Assistとの連携による)
  • HDMI 出力の4K/120pの対応
  • カメラ内動画修復機能
  • 外部SSD記録機能の追加、機能向上対応

Blackmagic RAW収録以外にもHDMI 出力の4K/120pの対応、不慮の電源喪失などで発生した破損ファイルを修復する機能の追加、外部SSD記録機能に対応するフォーマットの拡充があるが、やはり今回のファームウェアアップデートの目玉はBlackmagic RAW対応だ。

Video Assist 12G HDRはソフトウェアVer.3.12にアップデートすることでGH6のRAW収録に対応する

「RAWならでは」のリカバリー耐性は当然ながら、カラーグレーディングで映像表現を追い込みたい層にとっては、DaVinci Resolveで快適に作業できる利点は大きい。なお、DaVinci Resolveを使用する場合はVer.18.5以降が必要となるので、こちらも併せてアップデートが必要だ。

 

Blackmagic RAW収録の詳細

Video Assist 12G HDRを使用した際に記録できるフォーマットは下記の通りである。

5.7K 17:9(5728×3024)59.94p/50.00p/29.97p/25.00p/23.98p
Cinema4K  17:9(4096×2160)119.88p/100.00p/59.94p/50.00p/29.97p/25.00p/23.98p
5.8K-A 4:3 (5760×4320)29.97p/25.00p/23.98p
4.4K-A 4:3 (4352×3264)59.94p/50.00p

高解像度5.7K(17:9)はもとより、アナモフィックレンズを使用した際に最適な5.8Kオープンゲート(4:3)撮影にも対応している。

Video Assistとの連携でここまで多くの撮影フォーマットに対応している機種はGH6以外にないというのが筆者の認識だが、驚くべきは4K/120pのRAW収録に対応したことだ。

そもそもVideo Assistには4K/120pを受ける性能は備わっていないのでは? と一部界隈では噂になっていたからなのだが、これは良い意味で予想が外れたと言える。

RAWの性質上、いずれの記録フォーマットとも全画素読み、全画素記録となるため4Kの撮影モードは残念ながらクロップによる画角変化が生じ、4K/120pは1.4倍クロップとなる。ノンクロップ全画素読みの4K/120p撮影が必要な場合は引き続き内部収録で行う必要がある。

 

Blackmagic RAW収録のための下準備

Blackmagic RAW収録に必要なもの

GH6でBlackmagic RAW収録を行うためには、下記が必要である。

①GH6(ファームウェアVer.2.3
②Video Assist 12G HDR (5インチor7インチモデル)ソフトウェアVer.3.12以降
③HDMIケーブル/記録メディア(SDカード or SSD※)

※SSD使用の場合Video Assist 12G HDRのUSB-Cポートに接続するためのケーブルUSB-Cケーブルが必要

①、②は当然のこととして、③のHDMIケーブルはハイスピードケーブルが必要である。HDMI Ver1.4のケーブルでは帯域幅が足りずうまく伝送できないためVer2.0以上の高速なケーブルが必要である。記録メディアに関しては別途後述するが、高フレームレート撮影でのSDカードではなく低圧縮記録ではSSDが必要となる。

 

Blackmagic RAW収録に必要な設定

基本的にGH6でBlackmagic RAWを収録するための設定は、他のLUMIXと同じであるが下記の設定をすることをお勧めしたい。「HDMI RAWデータ出力:ON」以外の設定は必ずしも必要ではないのだが、以下の設定を行うとカメラ側でVideo AssistのRECトリガーをかけられる。

カメラ側:「HDMI RAWデータ出力」をONにする

タイムコード設定でHDMIタイムコード出力をONにする
撮影時HDMI出力でHDMI記録制御をONにする。

 

Video Assist側:記録コーデックをBlackmagic RAWに変更する。

これに加え、トリガー収録→タイムコードトリガーを設定する。

これによりGH6側でRECボタンを押せばVideo Assist側の収録開始/停止操作が可能となる。

 

Blackmagic RAWの利点

Blackmagic RAWの利点は、RAWならではのホワイトバランス、露出リカバリー耐性を有しながらデータハンドリングのしやすさにある。

SDカード/SSDに収録できる手軽さを持ちながら、RAWとは思えないほど再生が軽い。H.265の5.7Kとは比較にならないほど編集が快適なのだ。

ファイルサイズも圧縮レートに依存するが、RAWにしてはファイルサイズが小さくPC上のプレビューも快適だ。

Windowsでのエクスプローラ上でのサムネイル表示にも対応している

RAW撮影におけるリカバリー耐性に関して少し触れておきたいと思う。

以下は、5.7K/30pのBlackmagic RAW(5:1)にて撮影し、露出(ここでは意図的にシャッタースピードを調整した)を振りながら撮影したリカバリーテストを行ったデータである。18%グレーパッチを0STOPとなるように露出設定したものが中段左から2番目の0EVで、それぞれ-5EV~+4EVまでの複数の画像を取得している。RAWデータをREC.709で表示したものが下記である。

-5EVは黒つぶれに近い状態でほとんどパッチを認識できず、+4EVはほとんどのパッチがハイライトクリップしている状態である。

以下のように、たとえば+3EVで撮影されたデータであれば「露出」パラメータで「-3.00」とすることで、標準露出である「0EV」状態を再現できる。

さて、このようにして-5EVから+4EVまでを露出補正したものが下の写真である。

また、GH6のRAWデータではDaVinci Resolveでの現像時に「ハイライトリカバリ」を適用することができる。ハイライトリカバリはRGBのいずれかのチャンネルがハイライトクリップしていたとしても、クリップしていないチャンネルの情報からリカバーするといったことを行う、というのが筆者の理解だ。しかしながら過度にクリップしたデータの色は実際のものとかけ離れてしまうので注意が必要だ。RAWだからとは言え過度な信用は禁物だと思う。

なお、上記では(ノイズ感が違うものの)ほとんどの撮影データで同じトーン、同じ色味になっていることがお分かりかと思う。ただし、詳細を見ると+4EVでは右上のパッチが本来の色と違う状態になっている。後述するが、GH6はダイナミックレンジブースト機能をONすることでハイライト側のレンジを拡張することができる。

以上、RAW撮影のリカバリー耐性の一例を示したが、本来、撮影時には適正露出で撮ることが重要なのは言うまでもない。極端にアンダーで撮影した映像を無理にプッシュ現像(現像時に+露出で持ち上げる行為)するとノイズが浮いてきたり階調性が失われるため、特別な事情が無い限りは避ける行為である。いくらRAWとは言え限界はあるのだが、例えばこれとは逆に少し明るめに(ハイライトがクリップしない程度)撮影を行い、現像時に露出を下げる行為を行った場合のケースを考えたいと思う。

筆者の撮影スタイルは10bit Log撮影の場合は少し明るめに撮影し、素材のノーマライズ時に輝度を下げる方法でS/Nを向上させる撮影を行なってきた。このスタイルはカットが少なければクリップ間のコントラストや色味を揃えるための工数はさほど掛からないのだが、カット数が多くなればそれなりに手間がかかる。

RAWの場合は明るく撮影したカットであっても露出のパラメータ一発で露出の適正化を行うことができる。当然RAWであるが故に、明るさを調整しても色ズレやコントラストの変化を伴わずにこれらを実現できる。

RAWで撮るためには外部レコーダーの準備に手間こそかかるが、カラーコレクションにかける手間は圧倒的に少なく高品質な映像を実現しやすいと感じる。

 

BRAWで撮影したGH6の動画作例

GH6を使用したBlackmagic RAW収録した作例を紹介したいと思う(4K視聴推奨)。

GH6の高フレームレートを中心に、筆者がよく撮影するスポットで航空機の撮影を行なった。5.7K/30p、60pをベースに、超望遠を活かしたCinema4K/120pでも撮影している。

 

撮影はGH6にVideo Assist 12G HDR 5インチモデル、レンズは主にLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. の組み合わせである。35mm判換算で800mm画角の5.7Kと、1200mm超望遠画角の4KがRAW動画撮影可能と考えればこれだけコンパクトなシステムはないだろう。無論4/3センサーであるが故に高感度耐性の強さはフルサイズにはやや及ばない。だが、RAW動画ではノイズが時間方向圧縮されず、素に近い状態で記録されるため、ノイズとノイズリダクションの相性は非常に良いと感じる。故にISO4000までの領域ではノイズリダクションを併用するとかなりクリーンな映像が得られると感じた。

5.7K/30p ISO4000  Blackmagic RAW収録 ダイナミックレンジブーストON

300%拡大表示ノイズリダクション適用前(上)/ノイズリダクション適用後(下)

今回の作例ではフレーム相関を使用した時間的ノイズ除去と空間的ノイズ除去を適用した。

どこまで許容できるかは個人差があると思うが、ノイズ除去をうまく活用すればISO6400の高感度であってもディテール感のある映像にすることが可能だと思う。

 

Blackmagic RAWのビットレート

固定ビットレートで主要なフォーマットのみ、おおよそのビットレートを記載すると下記のようになる。

 

BlackmagicRAWのビットレート
5.7K 17:9(5728×3024)59.94p(5:1圧縮) 約2.3Gbps
5.7K 17:9(5728×3024)59.94p(8:1圧縮) 約1.45Gbps
5.7K 17:9(5728×3024)59.94p(12:1圧縮) 約0.96Gbps
5.7K 17:9(5728×3024)29.97p(5:1圧縮) 約1.16Gbps
5.7K 17:9(5728×3024)29.97p(8:1圧縮) 約0.72Gbps
5.7K 17:9(5728×3024)29.97p(12:1圧縮) 約0.48Gbps
17:9(4096×2160)119.88p(5:1圧縮) 約2.4Gbps
17:9(4096×2160)119.88p(8:1圧縮) 約1.48Gbps
17:9(4096×2160)119.88p(12:1圧縮) 約0.98Gbps

 

ビットレートの設定はVideo Assist上で行う

Blackmagic RAWは時間方向に対して圧縮が無いコーデックであるため、フレームレートが高いほどビットレートが高くなる。つまり59.94pと29.97pでは実時間での撮影では倍半分のデータ量の関係となる。

SDカード収録はV90(720Mbps書込速度保証)などを使えば一部可能であるが、低圧縮である5:1収録であればVideo Assistに高速なSSDを使用することが必須である。

なお、設定上Video Assistでは

5.7K 17:9(5728×3024)59.94p(3:1圧縮)
17:9(4096×2160)119.88p(5:1圧縮)

の設定も可能ではあるが、そのビットレートは理論上約4Gbpsとなるため、高速なSSDであってもコマ落ちする可能性が高い。故にSSDの場合では5:1を、V90の場合は12:1を使う事を前提にしたほうが良いだろう。

 

フルサイズのS5 IIXとマイクロフォーサーズのGH6の使い分け(Blackmagic RAW収録の観点から)

マイクロフォーサーズは広く用いられる業務用のビデオカメラのセンサー(2/3インチ)に比べると大きいセンサーであることからボケを多用した表現が可能である。しかしながら昨今のフルサイズを使用した映像表現と比べると同じ画角で比較した場合、フルサイズ機よりもボケが小さくなる傾向にある。これはマイクロフォーサーズの利点のひとつではあるのだが、背景がよりボケた映像表現を用いたい場合はフルサイズカメラを用いるのが有利だ。つまり、

マイクロフォーサーズ:望遠域撮影、高フレームレート撮影

フルサイズ:よりボケを活かした撮影、よりS/Nを必要とする撮影

が使い分けのポイントと言えよう。

フルサイズ機LUMIX S5IIX(左)とLUMIX GH6(右)は補完関係にある

レンズこそ共用はできない※が、フルサイズとAPS-Cを使い分けるよりもフルサイズとマイクロフォーサーズを使い分ける方が撮れる映像領域のカバー範囲が広いのだ。

※サードパーティ製のマウントアダプターを介し、レフ機用のレンズを使用した場合は可能

 

今回GH6がBlackmagic RAWに対応したことで、既にBlackmagic RAW対応しているS1/S5シリーズを混在させた高品質RAW撮影環境が可能になった。

参考までに以前撮影したフルサイズミラーレスであるLUMIX S1HとVideo Assist 12G HDRによる作例を紹介したいと思う。

 

 

このようにボケ表現を多く取り入れた表現であれば(マイクロフォーサーズでも可能であるが)フルサイズがしやすいと言えるだろう。

また、フルサイズとマイクロフォーサーズという違いはあっても、その絵作りはほぼ近いものがあり、両者を混在させた映像を作ったとしても違和感のない映像が作れるのもポイントであると言える。

 

S5II/S5IIXとGH6のトーンの違い

フルサイズとマイクロフォーサーズであるGH6の映像を織り交ぜて撮影した場合を想定して、ここではちょっとした実験をしてみたいと思う。

①LUMIX GH6  撮影3800K F1.4 ISO2000 SS:1/30 +1EV撮影
②LUMIX S5IIX 撮影8000K F2.8 ISO2000 SS:1/60 -1EV撮影

とし、S5IIXよりもGH6は2段明るい設定、さらにホワイトバランスも別設定とした。本来は二台のカメラをここまで異なる設定で撮影を行うことはないと思うが、実験的な意味合いで見てほしい。

両者は撮影したままだと撮影したメタデータをもとにデフォルトの色温度で現像されるため下記のようにふたつの画像は大きく異なった状態となる。

GH6 +1EV撮影

S5IIX -1EV撮影

ここで両者の色/トーンを合わせるため、適正露光より1段明るく撮影したGH6を「露出-1EV」、1段暗く撮影したS5IIXを「露出+1」として設定、さらに色温度、色相を同じ設定にする。

GH6 +1EV撮影→1EVマイナス補正
S5IIX -1EV撮影→1EVプラス補正

その結果が下記である。若干GH6のほうが赤みが強い傾向にあり、コントラストも若干異なっているが、ぱっと見は両者は近い雰囲気の絵が出ているように思う。GH6とS5IIXに使用したレンズは異なるため、全く同じにはならないと思うのだが、これくらいの違いであれば、ティントや露出の微調整など軽い調整程度で両者の区別がつかないほどに追い込むことは容易であるように思う。

GH6 +1EV撮影(設定変更後)
S5IIX -1EV撮影(設定変更後)

 

RAWに限らずLog撮影でもフルサイズLUMIX、マイクロフォーサーズLUMIX双方で「同じ設定」をしていれば、その絵のトーンはほぼ近くなるというのが筆者の認識だが、今回は「異なる設定」においてもトーンがほぼ近くなることを確認できた。

 

Blackmagic RAW収録時でも使用できるダイナミックレンジブースト

前述のリカバリーテストではダイナミックレンジブーストOFFを例に挙げたが、ダイナミックレンジブーストONの設定がBlackmagic RAW収録でも可能だ。ダイナミックレンジブーストONではリカバリ耐性が大きく異なる。同機能をONするとシャドウもハイライト側もリカバー耐性が向上し、広い情報を取得できていることが確認できた。

この機能は異なるゲインで撮像されたトーンを繋ぐ(合成する)と言う、特殊な駆動で実現されており、これは私の知る限り数あるミラーレスカメラでもGH6のみに実装されている機能だ。しかしながら、ダイナミックレンジブーストをONさせた場合のネイティブISOは2000とやや使いにくい感度となる。この感度の高さで日中の撮影を行う場合はNDフィルタが必須となる点は注意が必要だろう。

 

まとめ

筆者は普段からDaVinci Resolveで編集・カラーグレーディングを行なっているため、GH6のBlackmagic RAW対応は私が心待ちにしていたアップデートだ。しかし、発売から1年経ってもBlackmagic RAW対応のアナウンスはなく、後発のS5II/S5IIXのBlackmagic RAW対応がなされた時にはGH6のBlackmagic RAW対応は「もしかしたら実現されないのかも?」とさえ思い始めてた。しかし、その予感は杞憂だったわけだ。

思えばLUMIXがBlackmagic RAW収録が初めて実装されたのが2021年の春(LUMIX S1H)。それから現在に至るまでに多くのLUMIXでBlackmagic RAW収録が可能となった。今回GH6によるBlackmagic RAW収録は言うなれば「最後に残った大物」と言う印象だ。

その映像品質は既に作例をご覧頂いてわかる通り、フルサイズだけでは気軽には撮れない超望遠域や高フレームレート撮影をいとも簡単にカバーしてくれるものだ。

今回の作例では超望遠域での撮影が主だったため、手持ち撮影は行なっていないが、GH6の強力な手ブレ補正を活かした手持ちRAW収録ももちろん可能であり、GH6が活躍する場面は幅広いものだと思う。さらに5.8K-A 4:3 (5760×4320)のオープンゲートでBlackmagic RAWが撮れることからも、是非アナモフィックレンズでの撮影を試してみたくなる。

Blackmagic RAWはRAWでありながらも、「軽く、ハンドリングしやすく、気軽に収録できる」を実現してくれる。そしてBlackmagic RAWはGH6の画質ポテンシャルを更に引き上げてくれるものだ。

この記事をきっかけにGH6 x Blackmagic RAWを一度検討して頂ければ幸いである。

 

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