InterBEE2009レポート~ソニーNXCAM編


ソニーはInterBEE前に、XDCAM EXの新製品を2モデル発表。さらに業務用の新ラインナップを参考出品するとホームページ上でアナウンスしていた。その新ラインナップを中心にレポートする。


◆ついに業務用もAVCHDに突入! シリーズ名はNXCAM
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 ソニーがホームページでアナウンスしていた新ラインナップは、AVCHDだった。まずはカムコーダー1機種を参考出品。その機種に着脱できる128GBのフラッシュメモリーも同時に用意されている。
 カメラ部は、同社の業務用HDVカムコーダーHVR-Z5Jを受け継ぐもの。その記録部分をメモリーにしたのがNXCAMの第1号モデルである。記録媒体は、メモリースティックプロDUO。2スロットあり、メディアを入れ替えながらの連続記録が可能。
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 と同時に、オプションの128GBフラッシュメモリーにも同時記録ができる。本体のメモリーはHD、オプションのメモリーはSDといった、使い分けも可能。ちなみにSDはDV/DVCAMではなく、DVDと同じMPEG 2 LognGOP。ブライダルユーザーなどはバックアップが必須であり、最初から、バックアップを想定した仕様にしたのだろう。
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 記録はAVCHDで、フォーマット上限の24Mbps(VBR)を実現した。解像度はもちろん1920×1080で、1280×720/60pモードも採用している。XDCAM EXのようなスロー&クイックモードはないが、HDVに採用されていたスムーズスローREC機能はもっている。
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 ボディスタイルは、Z5Jにそっくり。ホールドした印象もZ5Jそのものだが、若干軽く感じる。実際、この参考出品のモデルは若干軽いという。
 
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 メモリースティックプロDUOのスロットは、このように上下に二つある。Z5Jとの記録メディア以外の最大の違いはSDI出力を持つことGPS機能を採用したこと。さらに細かい部分だが、音声モニターは、CH1、CH2を個別に確認できるようになった。
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グリップ部。形状はZ5Jから若干変更になり、さらに支えやすくなった。リモート端子は、従来のLANC端子と同等のもの。LANCはもともとテープデッキをコントロールするための規格だが、今回のモデルはメモリー記録であり、テープコントロール部分の機能を割愛している。したがって、名称はLANCではないが、これまでのLANCリモートリモコンから制御できる。
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 液晶サイズは、Z5Jと同じだが、タッチパネル式になった。それに合わせて、メニューのキャラクターも品位が上がり、やや小さいもののフォントは美しくなった。
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音声は、業務用らしく、ドルビーデジタル2ch以外に、リニアPCMを選択できる。これは映像記録とは別に設定できる。5.1chサラウンド記録には対応していない。
 価格は未定。今回のInterBEEでの反応も見ながら決定するという。ただ、Z5JよりもSDIとGPS機能が加わっており、Z5Jよりも安くなるということはないのではないか、ということだった。
 また、Z5Jに対するFX1000のような家庭用モデルの存在についても不明である。
 ちなみにNXCAMという名称だが、特に何かの略というわけではなく、ネクストジェネレーションという意味も込められているという。
 とりあえずは、このモデルのみの参考出品だったが、さらに小型で、現行の家庭用ビデオカメラとの間を埋めるようなモデルも期待したい。
◆このモデルに合わせて、新設計のショルダーサポートも登場
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ショルダーパッド部分はななめになっており、肩にのせた状態でファインダー、液晶モニターを使用することができる。
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装着したまま三脚に設置することができる。三脚ネジに取り付けるだけでなく、ソニー製の三脚アダプターにワンタッチではめることも可能だ。ショルダー部分はHDDや別モニターなど、アクセサリーを装着することができる。
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ショルダー時は、胸に当ててサポートすることができる。
◆動画レポートを追加!

●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/