櫻井雅裕のNABレポート~JVC編


パナソニックグループを離れ、ケンウッドと新たな道を歩き始めたJVC。日本のプロユース市場ではモニターを中心とした現場への普及だが、北米市場ではJVCのHDVは人気がある。
特にHDVカムコーダーを専用ハウジングに収めたスタジオ仕様のモデルの利用は比較的多く見かけられる。
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今年の新製品としては、まずGY-HD200UBXT。
従来からのHDVフォーマットのテープ記録のほか、ソニーのライセンスを受けて、XDCAM EXフォーマットでのSxSメモリーカードへの記録に対応したモデルである。従来別売となっていたSxS記録ユニットをセットとしたもの(GY-HD200は国内未発売)。
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次いで、GY-HM700U。こちらはSDHCクラス6のメモリーカードを記録媒体として、MPEG2形式のQuickTimeフォーマットで記録するカムコーダー。スロットは2つ用意されている。記録されたQuickTimeファイルはそのままファイナルカットプロで編集を行うことができる。
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そして、このHM700UにSxSメモリーカードのレコーディングユニットを加えたGY-HD700UXT。いずれもメモリー媒体では1080i/pのほかに720p記録にも対応する。
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そして、もっともコンパクトなGY-HM100(日本でも既に発売中)。ちょっと前の家庭用のようなコンパクトなボディでありながらしっかりと3CCD。音声入出力系も充実。ガンマ、マトリクス、ニー、ディティールなどの項目も調整でき、コンパクトな形状のイメージをいい意味で裏切ってくれる本格派。1080/24p記録などにも対応している。展示ではシネスタイル撮影入門機としてマットボックスなどを装着したスタイルの展示も行われていた。記録はHM700同様SDHCカードによるQuickTimeMPEG2フォーマット記録となっている。
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このほか、周辺機器の新製品ではHD-SDI入出力対応のスイッチャーとして、6入力のKM-H2500と12入力のKM-H3000を発表した。コンパクトでシンプルながら、それぞれ2DのDVEを搭載するなど実用性の高い構成となっている。
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