2010年11月17日(水)~19(金)の間、幕張メッセで開催された国際放送機器展『InterBEE2010』。マイク、ライトなど撮影の際に役立ちそうなグッズを中心に探してみた。
(23日追記)


LEDライト


ikanID_400%20.jpg
▲フォーカルポイントコンピュータは11月より米国ikan社の正規代理店となり、製品の取り扱いを順次開始している。ブースではikan社のモニターやフォローフォーカスなどの他、LEDライト製品を展示。写真は「ikan ID 400 4 Bulb LED Light」(78,800円)で、4つのLEDライトバルブを搭載(タングステンバルブ4個を同梱)。ACアダプターのほかに、バッテリーでも駆動する。ワイヤレスリモコンで最大150mの遠距離から操作可能で、4灯/2灯/OFFが切り替えられる。
ikan_LED155.jpg
▲同じくikanの「iLED 155 Light Deluxe Kit」(62,800円)で、バッテリー駆動のLEDライトとシューマウント、数種類の色温度変換フィルター、専用のキャリーバッグがセットになっている。バッテリープレートは交換可能で、ソニー、キヤノン、パナソニックのバッテリーが使用できる。
KPI_flolight.jpg
▲KPI(ケンコープロフェッショナルイメージング)はFLOLIGHTの新製品「LED512」(113,400円)、「LED1024」(189,000円)を展示。それぞれ旧製品のLED510、LED1020よりLEDの数が増え、より明るくコンパクトになり、演色性の向上により薄いピンクやベージュもきれいに色が出るようになった。Vマウントモデルと、オプションでDMX調光モデルも用意する。また、日本専用モデルとして照射角を30度から55度に広げたワイドアングルビームモデル「LED512J」、「LED1024J」も発売する。上側右から旧製品LED1020、日本専用モデルLED1024J、新製品LED1024、下側右から旧製品LED510、日本専用モデルLED512J、新製品LED512(バーンドアはオプション)。
KPI_3200K.jpg
▲3200Kモデルのサンプルも参考展示していた。
PELICAN.jpg
▲同じくKPIブースではペリカンのライト新製品「9440防水型LEDライト」を展示。252,000円。最長219cmの高さ(左)から、右の写真の状態までコンパクトに収納し持ち運ぶことができる。バッテリー駆動で電源が必要なく、防塵・防滴なので、嵐の中や川の中に立てるなど、撮影条件の悪いロケでも安心して使える。色はブラックとイエローの2種類。
MK-L3V.jpg
▲アイ・ディー・エクスのLEDハンドライト「MK-L3V」は、24Vバッテリーに加え、Vマウントバッテリー(別売)でも駆動。ENDURAバッテリーで駆動するVマウントタイプの電源ボックスとセットになっている。高出力タイプの白色LEDを採用し、低電力・高寿命を実現。灯体背面でフォーカス(スポット・フラット)を調整できる。165,900円。
DVC02.jpg
DVC03.jpg
▲DVCブースにあったENG用のLEDライト。価格は10万円以上になるが、光量を調整できるだけでなく、色温度を変えられなど多機能。

ビデオ用マイク&モニターヘッドホン


AZDEN_MIC.jpg
▲アツデンは新製品の超指向性ガンマイクSGM-3416/3416Lを展示。新開発のマイクユニットを搭載。価格はそれぞれ90,000円/100,000円で近日発売(来年2月頃を予定)。
sanken_mic.jpg
▲三研マイクロホン。新製品ショットガンマイクロホン「CS-2」(写真左・155,400円)は全長250mm、直径19mmの標準サイズで鋭い指向性を実現。質量も110gと軽量。写真右は参考展示のショットガンマイク「CS-4」。
clockaudio1.jpg
▲音響特機は11月よりCLOCKAUDIOの輸入・販売を開始。放送・録音用に開発されたガンマイク「C850E」(66,150円)。
clockaudio2.jpg
▲CLOCKAUDIOの高感度ENG用ダイナミックマイク「D525E」、「D550E」(共に26,250円)。
KNS6400.jpg
▲エレクトリブースではKRKブランドのスタジオモニターヘッドホン、「KNS6400」(12,800円)、「KNS8400」(19,800円)を展示。音響的に整備されたスタジオでなくても、遮音性にすぐれ、高品質な周波数特性で音を正確に再現する。
audio_technica.jpg
▲オーディオテクニカは新製品のガンマイクBP4027(147,500円)、BP4029(129,000円)、AT8015(36,750円)等を展示。12月発売予定。

液晶モニター


protech01.jpg
▲プロテック(日本ビデオシステム)は業務用液晶モニターのラインナップを充実させている。従来からあったHDF-700に加え、HD-SDI入力を持ちながら、20万円以下の価格に抑えたHDW-70WV。Vマウントバッテリーでも駆動する7 インチモニター。
protech02.jpg
▲プロテックから9インチのHDモニターも登場。HDM-90WV。312.900円。上位モデルとして、3Dモニタリングに対応したHDM−900WD(396,900円)は、3D色フィルターメガネを使用して立体視が可能。クロスメディアコンバーターにより、SDI、アナログ、HDMIの入力をSDI、HDMIに同時出力が可能となっている。

ビデオカメラ&デジタル一眼ムービー用バッグ


CAMBIO.jpg
CAMBIO2.jpg
▲ザハトラー・ジャパンではPetrolのカメラバッグを展示。Petrolブランド10周年を記念して、色を従来のブルーから黒に変えた「Black Deca」シリーズを発売する。参考展示の「Cambio」はバッグと三脚が一体になったユニークな製品。持ち手部分に雲台を乗せ、バッグ後ろの足と側面の車輪を伸ばして三脚としても使用できる。発売時期は未定で、早くて年内。価格は10万円前後の見込み。
portabrace.jpg
▲三友はPortaBraceのバッグシリーズに、デジタル一眼用の新製品を追加。ビデオ用のシリーズをデジタル一眼に応用したもので、ソフトタイプとセミハードタイプがある。レンズキャップ、クレードル、ケーブルバインダー、クッションポーチ等が付属する。ボディカラーは青と黒の2種類。写真左:デジタル一眼レフカメラオーガナイザー「DCO-1R」(42,900円)、右:デジタルカメラキャリングケース「CS-DC3U」(27,300円)。
RESOURCE-61.jpg
▲マンフロットブースではKATAのラインナップとして、デジタル一眼用のバックパック「BUMBLEBEE PL-220」「BEETLE-282」を参考展示したほか、デジタル一眼用ショルダーバッグの新製品「RESOURCE-61」(40,950円)を展示。中の仕切りはマジックテープで止められているので自由に動かすことができ、カメラ本体のほか、ノートパソコン、撮影アクセサリーなども収納可能。
KATA_lens.jpg
▲二段構造になっていて、バッグ下のファスナーを開くとレンズ収納部が現れる。

その他アクセサリー


GoPro.jpg
▲銀一ブースではヘルメットや自転車などに取り付けてアウトドアスポーツ・車載等の撮影が楽しめる小型カメラ「GoPro HD HERO」シリーズを展示(輸入販売元は株式会社エバニュー)。ラインナップは「GoPro HD Helmet HERO」(36,750円)、「GoPro HD Surf HERO」(33,600円)、「GoPro HD NAKED」(31,500円)の3種類で、どれも1920×1080 30pのフルHD撮影が可能、防水ハウジングが付属する。サクションカップマウントやヘッドストラップなどもあり、使い方次第で色々面白い映像が撮れそうだ。
iphone_smoothie.jpg
▲同じく銀一ブースではiPhone用のスムージーが参考展示されていた。まだ日本にこの1台しかないのだそう。発売時期は未定で、価格は2~3万円前後の見込み。
TDM-150W.jpg
▲アイ・ディー・エクスではTV Logic社の3D/2D有機ELモニター「TDM-150W」を展示。924,000円。ロケ撮影の現場に適した15インチのマルチフォーマットモニターで、高い応答速度、高コントラスト比(10万:1)、高視野角(180度)を実現。左右反転機能を搭載し、入力は3G-SDI、HDMI、Dual Link Mode(4:4:4)など幅広く対応。アクディブシャッターメガネ2個が付属する。
citidisk.jpg
▲アミュレットブースではポータブルビデオレコーダー「CitiDISK」の新製品、CFカード対応モデル(をカメラに取り付けて展示していた。CitiDISKシリーズでは初のリムーバブルタイプのメディアに対応し、操作しやすいように液晶画面を搭載している。
kamoi_mt.jpg
▲カモ井加工紙は和紙のマスキングテープ「mt appeal」(1,890円)、「mt chroma key」(1,890円)を展示。mt appealは「撮影中 中に入らないでください/DON’T ENTER」の文字がプリントされ、立ち入り禁止の表示に使える。mt chroma keyはブルーとグリーンの2種類があり、名前の通りクロマキー撮影時に便利。
NVS2525.jpg
▲エルグベンチャーズのブースではNEXTO DIのポータブルビデオストレージ「NVS2500」(約21万円)、「NVS2525」(価格未定)を展示。P2、SxS(NVS2500はCFとSDカードにも対応)の取り込みに対応し、HDDに最大80MB/sという高速でバックアップを取れる。液晶モニターを搭載し、取り込んだデータのプレビュー確認も可能。データ照合機能でHDDの異常検知やデータ同一性の検証も行え、安全性も高い。
iphonegrip01.jpg
▲ノビテックブースに展示されたZactoのiPhone用ハンドグリップ。シンプルなハンドグリップiPhone Jr(6,900円)、グリップ部とカメラ装着部が可動し、別売のエクステンションを装着できるiPhone Pro(29,500円)、別売のファインダーを装着できるiPhoneシネマキット(49,900円)を展示。写真はiPhoneシネマキット。