シグマは、今年の展示テーマ『Engineering “Attractiveness”-「魅力」を工学する。』にそって、製品に関するさまざまな展示やレンズの性能を検査する投影、当社のエンジニアを含めたトークステージなどを実施。シグマのものづくりへの思いを具現化したコンセプチュアルな展示を展開していた。
シネパーツエリアではシネレンズを構成するさまざまなパーツを展示。展示されているパーツは実際に手に取って見ることができる。
実写エリアには4台のカメラを用意。さまざまなメーカーやマウントのカメラにレンズを提供するシグマのレンズの使用感を実感できるコーナーだ。展示に使用した美術セットはTBSアクトに制作を依頼し、つくりこんだそう。
「FF Classic Prime Line」シリーズは、低コントラストと美しいフレア・ゴーストによるクラシカルな映像表現を両立するレンズ。
40mm T2.5 FFで撮影した映像。今回のバーのセットのようなムーディーな雰囲気に合ったクラシカルな画づくりが可能。
CINE LENSのラインアップ展示。FF High Speed Prime Line、FF Classic Prime Line、FF Zoom Line、High Speed Zoom Lineの4ラインのレンズの各焦点距離を計25本展示。
連日、シグマのレンズ設計者を招いて、レンズの光学設計、光学設計に関する技術について、トークを開催。マニアックな内容ではあるが、Moti代表の北山壮平さんが、技術者向けではなく、表現に引き寄せて、話を聞き出していた。写真は「ゴースト&フレア応用」の回より。完全にゴーストやフレアを抑えるのではなく、映像制作のユーザーが何を好むのかということを他のメーカーで評価の高いオールドレンズなどを自分たちでチェックしながら、検証をしているという。