シグマは、焦点距離50mmの標準レンズ「C | Contemporary SIGMA 50mm F2 DG DNを発表」を発表した。マウントはLマウント用、ソニーEマウント用の2種類。4月21日より発売を開始する。希望小売価格は110,000円(税込)。

マグネット式メタルキャップ(LCF58-01M)、フード(LH633-01)、フロントキャップ(LCF-58 Ⅲ)、リアキャップ(LCR Ⅱ)が付属している。

同製品は、高い光学性能と大きく美しいボケ味を特徴とし、シーンを選ばず楽しめる表現力と、どこにでも持ち運べるコンパクトネスとを兼ね備えている。そして、Iシリーズの特色である全金属製のボディがもたら
す、レンズオーナーとしての満足感と、映画用レンズの技術に裏打ちされた堅牢性を備えている。

各要素のバランスを高いレベルでまとめ上げたこのレンズは、初めての交換レンズを探している方にとっ
ても、熟練の方にとっても、手にとる価値のある1本です。明るいフルサイズ用レンズならではの高精細な
描写と柔らかなボケ味、そして、その性能に対するレンズボディのコンパクトかつ精緻な仕上がり。その
ギャップに、きっと驚かされることでしょう。

■主な特長

Contemporaryライン新基準の光学性能を実現する「標準レンズ」

高性能かつ小型軽量、“プレミアムコンパクトプライム”というコンセプトのもと開発されたIシリーズ。
50mm F2 DG DN | Contemporaryも、そのコンパクトさに対して驚くほど高い光学性能と表現力を有している。

レンズ構成にはSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を採用し、各種収差を良好に補正。クリアで高精細な描写力を実現。

▲レンズ構成枚数は9群11枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)

光学性能を高めつつボディサイズを小型軽量化するという相反する理想は、最新の光学設計とそれを形にするSIGMA唯一の生産拠点・会津工場の加工・生産技術によって達成。

表現力においては、ボケ味の美しさも追求。ポートレート撮影にも多用される焦点距離という点を考慮し、ボケ自体の柔らかさに加え、合焦部からアウトフォーカス部までのボケ方の滑らかさにも注力。綿密なフレア、ゴースト対策により、逆光環境でも鮮明な撮影が可能。

AF駆動系には静粛かつ高速なステッピングモーターを採用。素早いオートフォーカスによる快適な撮影体験を提供する。

Iシリーズ仕様のビルドクオリティ

同製品は、Iシリーズ共通仕様の金属製の外装を採用。切削アルミニウムによるパーツは美しいだけでなく、しっかりとした剛性感と高い耐久性など製品自体の品位向上にも繋がっている。

さらに、操作リングと摺動する内部の構造体にも金属素材を採用。映像専用業務用レンズ“SIGMA CINELENS”に裏打ちされた高い金属加工技術が可能にする高精度部品が、何度も操作したくなるほどの極上の質感を各操作部において実現。

フォーカスリングと絞りリングの間に配置されたカバーリングには、Artラインの後部筒にも採用されているヘアライン加工を施している。このカバーリングの存在がレンズ自体に表情を与えるとともに、レンズ着脱時の指がかりとしても機能する。

 

■特長一覧

● レンズ構成枚数9群11枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
● インナーフォーカス
● 高速AF対応
● ステッピングモーター搭載
● 「レンズ光学補正」機能に対応
※対応しているカメラに限る。また、カメラによって補正できる項目が変わる。
● DMF、AF+MF対応
● AFアシスト機能に対応(ソニーEマウント用のみ)
● スーパーマルチレイヤーコート
● 絞りリング
● フォーカスモード切換えスイッチ
● フード(LH633-01)
● マグネット式メタルキャップ(LCF58-01M)
● 簡易防塵防滴構造
● フォーカスリングのリニア/ノンリニア設定の切換えに対応(Lマウント用のみ)
● SIGMA USB DOCK UD-11対応(別売・Lマウント用のみ)
● フレア、ゴーストに配慮した設計
● SIGMA独自のMTF測定器で全数検査
● 9枚羽根の円形絞りを採用
● 高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント

◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/c023_50_2/

SIGMA
https://www.sigma-global.com/