サムスンとITGマーケティングブースでは、8K RAWを快適に編集できるLenovo ThinkStationのワークステーションを展示。CPUはThreadripper PRO 7975WXプロセッサー、GPUはNVIDIA RTX 5000 Ada世代、SSDストレージはPCIe 4.0×4 NVMe SSD(2TB)。アスクによりカスタマイズされているが、Lenovoのサポートを受けられるのが特徴だという。
ビデオサロンのクラウド活用ウェビナーでも登壇したDENDENによる、多拠点分散型・映像制作ワークフローの提案。まず撮影時は、Blackmagic Cloudを利用して、撮影中や撮影後の動画素材をクラウドにアップしていく。
各地で撮影されたデータはクラウドにアップされて、クラウドのデータセンサーから東京にある拠点のマイクロデータセンターに自動でバックアップされる。クラウドにあるプロキシデータを利用して地方にいるポストプロダクション担当の編集者がDaVinici Resolveで編集を行う。各エディターのところにはSSDが用意され、すぐに編集を進めることができる。
その詳細については、ビデオサロン2024年12月号の特集「AIとクラウドを活用する動画制作術」のなかのcase4. 低コストで一気通貫の連携システムを構築!クラウド技術を駆使した映像制作の統合ワークフロー(清本俊彦)も参照してほしい。
各カメラとSamsungポータブルSSDの組み合わせ。T7 ShieldやT9など、対応したSSDを利用することで、大容量のRAWやProRes記録を長時間収録することができ、かつすぐに編集に入ることができる。
今後ソニーのFX3やFX6がファームアップによりBlackmagic RAW出力に対応するようになると、こういった組み合わせでBlackmagic Video AssistにT7 ShieldやT9をリグで固定して収録するようなシステムが使われるようになるのではないだろうか(写真のカメラはSIGMA)。