レポート◉編集部 一柳
パナソニックは2025年9月26日、大阪の泉ヶ丘カントリークラブで開催されているパナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2025において、先日発表されたLマウントの高倍率ズームレンズ、LUMIX S 100-500mm F5-7.1の体験会を開催した。
『LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.』は、焦点距離100 mmから500 mmまでの5倍ズームに対応するLUMIX Sシリーズレンズ初の超望遠ズームレンズ。別売のテレコンバーターにも対応し、最長1,000 mmでの望遠撮影も可能。ズーム全域での高い解像性能と美しいボケ描写を実現し、野生動物や鉄道、飛行機、風景など多彩なシーンでの撮影に対応するという。詳しくはこちらを参照してほしい。
LUMIX商品企画部 渡邊慎治氏の新製品説明があり、体験会では、写真家の森脇章彦氏のゴルフマナー講座のレクチャーを受けた後、森脇氏の案内でコースに出て撮影。組み合わせたボディはS1IIで、すでに森脇氏の推薦によるシャッタースピード優先(Sモード)等、連写、記録モードなどがあらかじめ設定されていた。

100mmから500mmという幅広いズーム域をカバー
146mm

345mm

500mm

500mmあればフェアウェイを歩くゴルファーを捉えられる



グリーン上の選手を撮る



手持ちで動画撮影できる
動画でも試してみた。1カット目と3カット目はS&Qモードにして24fpsベースの60fps撮影。2.5倍のハイスピードになる。2カット目は24fpsのノーマルスピード。フォーカスはオート。手持ちのブレを目立たなくするためにハイスピードにしてみたが、ノーマルスピードでも手ブレ補正が効いて、使えそうなカットを撮影できた。
短い時間ではあったが、LUMIX S 100-500mm F5-7.1を手持ちで使用してみて、まず焦点距離の幅の広さが便利だった。スペックからしてどうしても500mm側に注目してしまうが、スタートが100mmなので以下のような写真も苦労せずに撮れてしまう。24-105mmのテレ端くらいの感覚でサクッと撮れる。

500mmというのもインパクトがあるが、S1IIとの組み合わせであれば、ハイブリッドズームを使って1000mm相当として使うことができる。

そして何よりもS1IIの手ブレ補正の優秀さもあって、手持ち撮影で快適に写真も動画も撮れてしまうことに驚いた。望遠ズームのなかでは小型軽量レンズとは言え、ボティとの組み合わせではそれなりの重量になる。しかし実際に使い始めるとボディとのバランスが良いのと、手ブレ補正で像がブレないので構えているときのストレスがない。撮り終えてみるとまったく疲れていないことに気がついた。今後、テスターにはもっともユーザーが多いと思われる野鳥撮影などのフィールドでレポートしてもらいたいと思っている。
LUMIX S 100-500mm F5-7.1の製品情報はこちらから https://panasonic.jp/dc/products/S-R100500.html
