文●川井拓也

株式会社ヒマナイヌ代表。配信チームLiveNINJA主宰。Ustream黎明期からマルチカメラによるライブ配信や収録を手がける。筆者のブログ●http://himag.blog.jp/

※この連載はビデオSALON 2018年6月号に掲載した内容を転載しています。

Vol.025 Osmo Mobile 2を使ってスマホでヌルヌル動画を撮る!

 

◉ドローンメーカーのDJIから発売中のお手頃価格のスマホ用ジンバル

DJI Osmo Mobile2 :16,800円

1/Osmo Mobile 2はiOS・Androidのスマートフォンで使えるジンバル。バッテリーは内蔵式で、連続駆動時間は15時間。2/スマートフォンを挟み込む台座部分。裏面のダイアルを、回して挟み込む。3/グリップ底面には三脚穴を設置。 4/グリップ前方にUSB端子を備え、スマートフォンに給電できる。5/グリップ側面にはミニUSB端子を備え、モバイルバッテリーから給電しながら使うことができる。

◉衝動買いできるお手軽価格でバッテリー性能アップのセカンドモデル!

ドローンメーカーのDJIが初代Osmoを発売した時、「ドローンが飛ばせない都市部でこれは疑似空撮ができる!」とまっさきに飛びつき、本誌で特集まで書いた筆者ですが、今回はスマホを装着して気軽に撮れるOsmo Mobile 2が出たので使ってみることにしました。前モデルはちょっと高いかな〜という印象だったんですが、今回は16,800円という驚きのプライス! 前モデルより安くなっているのにバッテリー持続時間は伸びているし衝動買いしてしまいそうな価格帯です。

◉割り切ったケースや本体の質感は価格相応!

▲ 同梱品は本体とUSBケーブル、台座。梱包材をケースとしてそのまま使える。

本体は梱包材のようなシンプルなケースに入っており旅行などにそのまま持っていけます。本体のグリップには1/4インチの三脚穴が設けられているので自分が使っている三脚にアタッチメントなしで固定できます。撮影中にちょっとテーブルに置く場合に便利なベーススタンドも付属しています。このベーススタンド自体にも三脚の固定ネジがついています。

本体は黒ではなく濃いグレーで質感はあまり高いとは言えないものの、多少ラフに扱っても丈夫そうな素材です。バッテリーは内蔵となり、交換はできなくなりましたが、カタログ値で2時間の充電で15時間使用可能ということで4泊6日程度の海外旅行なら一度の充電で済んでしまいそうです。USB-A端子も備わり、スマホにモバイルバッテリー代わりに給電することもできます。撮影中はスマホのバッテリーで、移動中は充電するなどの使い分けもできます。

◉本体とはBluetoothで接続し イン/アウトカメラをボタンで切り替え可能

スマホはバネで両側から均等に挟むスタイルです。電源ボタンやシャッターボタンを押してしまわないような位置で固定します。横位置だけでなく縦位置でも固定できるので、ライブ配信を行う場合などでも縦位置のままジンバル特有のヌルヌル動画を撮影できます。

スマホは自分の使いやすい動画アプリで撮影しながらハードウェアジンバルとして使っても、Osmo Mobile 2のグリップについている録画ボタンやズームボタン(ソフトウェアズーム)が使える専用アプリ「DJI GO」を使ってもよし。ジンバルの位置はボタンのダブルクリックで初期位置に戻ります。アプリを使用時にトリガーをトリプルタップすると、スマホのイン/アウトカメラの切り替えができます。少しタイムラグはありますが、自分の顔と風景を切り替えながら旅レポしてみるのも面白そうです!

◉専用アプリではハイパーラプスなどの 高度な撮影も!

▲ 専用アプリDJI GOの画面。写真は静止画用のモード選択画面。パノラマ撮影や長時間露光のモードも。動画モードでは、ジンバルの位置を記録しつつタイムラプスが撮れるモーションタイムラプスやハイパーラプス(移動しながらのタイムラプス)なども可能になっている。

専用アプリ「DJI GO」でもっとも面白いのがハイパーラプスです。手持ちで主観撮影した映像をなめらかなタイムラプス風の動画にしてくれる機能です。A点からB点への道案内などを、これで撮ると動くGoogleストリートビューのようになります。直進は早く曲がるポイントではゆっくりなど撮影時に上手く調整していくと面白い道案内動画が作れそうです! 手頃な価格のスマホジンバルながらOsmo Mobile 2はかなり遊べそうです!

◉Osmo Mobile 2でスタジオ紹介ビデオを作ってみた ※スマホはHuawei nova liteを使用

●この記事はビデオSALON 2018年6月号 より転載