取材・文/編集部 一柳

https://www.reijishioya.com/
Chevon『 よしなに~全国編~ 』Zepp Osaka Bayside 公演ダイジェスト
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Chevonのライブ映像。撮影即出しダイジェスト映像だがモーショングラフィックスと組み合わせた編集が絶妙。Instagramリールで公開。
Qaijff MV『掴まえろ頂点を』
名古屋グランパス 2025シーズンオフィシャルサポートソングのMVを制作。Reijiさんは、ディレクション、撮影、編集、モーショングラフィックスまで担当した。
PELICAN PV
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先日開催された弊社のイベント、CREATORS EDGE 2025 幕間用プロモーション映像として、ケースメーカーPELICANのPVを制作。仲間内からの評判もよい1本。
バンド活動の経験が映像制作に活きる
最近ではソニーストア名古屋でFX2導入時の講師を務めたり、「αマルシェ」という音楽ライブとカメラ、映像機材、アーティストとクリエイターを組み合わせたイベントを企画しているReiji Shioyaさん。ライブ撮影、MV制作など音楽まわりの映像の仕事が多いが、フリーランス的な動きをする一方で、映像制作会社に所属し、企業のプロモーション映像を制作したり、ライブ配信業務も担当するなど、ジャンルを問わず、幅広く映像制作の仕事をこなしている。
音楽関係に強いのは、20代前半まではバイトをしながらバンド活動をしていたという経歴もあって。最初にカメラを手に取ったのはバンドの写真を撮るためだった。もともとフライヤーやグッズ、ステッカーも自分でデザインして作っていた。アートワークに興味があってどう見せていくのかということを考えていた。それが現在の仕事にも繋がっていく。
ライブを映像で撮影するようになったが、同時期に映像を始めた仲間がいて、最初からマルチカメラ撮影だったという。そのライブ映像を見たバンドから、自分たちのライブを撮ってほしい、ミュージックビデオを作ってほしいと依頼されるようになる。そして、そこから急速に映像制作にのめり込んでいくようになる。
「ただ、最初はまったく分からなかったです。iPadで編集していて、これは大変だなあ、みんなどうしてるんだろうと思ったら、そうか、PC でやっているのか、と知ったというくらい(笑)」
現在ではDaVinci Resolveを使いこなし、認定トレーナーになり、講師業も務めるようになった。Reijiさんのムービーを見ていると編集のリズム感が独特で、編集自体を自身が楽しんでいる感がある。音楽ものの編集が得意なことを見込まれ、フェスのアフタームービー編集やライブのダイジェスト映像の編集も増えてきた。
映像制作をするだけでなく、ソニーストアでの「αマルシェ」という、アーティストのライブをベースにして、それを映像や写真で自由と撮れるというイベントを企画するなどの活動も。音楽系に知り合いが多いという強みを生かしてアーティストに声をかけ、ソニーストアやSNSで知ったビデオグラファーに参加を促している。
「ライブ撮影のカメラマンと違って、ビデオグラファーは横のつながりがない人もいて、交流のきっかけになればと思って始めました」

自分にしか出せない世界観を作っていきたい
その「αマルシェ」は今や名古屋だけでなく、銀座でも開催。このコンセプトが全国に広がっている。Reijiさん自身の仕事も、バンドの事務所やレーベル、アーティストから声がかかるようになり、各地のライブハウスや公式カメラマンとしてフェスの撮影もあり、名古屋に限定しない動きになってきた。
実は撮影と編集だけでなく、MVではモーショングラフィックスまで自分で担当するReijiさん。映像を始めて数年で長足の進化を遂げ、自分ならではの新しい表現に挑戦している。
「今の時代、機材の進化により撮影自体のクオリティによる差別化が難しくなってきています。自分にしか出せないカメラワークや構図とモーショングラフィックスを掛け合わせた世界観をつくっていきたいと考えています」
ソニーストア名古屋でのイベント「αマルシェ」より


ソニーストア内でライブを行いながら、それを貸し出したソニーαで自由に写真、ムービーを撮影できるというイベントを企画。アーティストとビデオグラファーのトークも途中挟みながら。Reijiさんが企画、司会進行を担当した。その模様はVIDEO SALON.webでレポートしている。
●VIDEO SALON 2026年1月号より転載


