2010年11月17日(水)~19(金)の間、幕張メッセで開催された国際放送機器展『InterBEE2010』。CEATECなどでも3D関連の展示が目立ったが、制作の分野でも3D製品が続々登場してきている。まだまだコンシューマーレベルで購入できそうな製品は少なかったものの、数年後、価格がこなれてきてコンシューマーにも手に届く価格になってきたら、おもしろいことになりそうだ。


小型カメラ用3D撮影システム


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テクニカルファームブース。まめカムなど小型カメラ用の3D撮影リグ。会場ではCX550Vを装着して展示されていた。67万円前後。三脚に取り付けできるベースプレートや現場での持ち運びに必要なハンドルを設置。視差調整は手動で行う。本体の重量は4kg。放送局ではリグごとステディカムに載せて使うこともあるのだとか。その場で3D映像を確認できるグラスも参考展示されていた。

小型カメラ用の3D移動撮影装置


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シネマックスブース。こちらも小型カメラ向け3D撮影システム。ローアングルでの縦と横のXY軸移動が可能なCMX-XY SLIDERと組み合わせて展示。回りこむような移動撮影ができるのがポイント。会場では3D映像を確認しながら効果を確認できたが、3Dの立体的な映像と回り込み移動の効果は相性抜群。70万円前後のシステムになるが、レンタルにも対応しているとのこと。

新登場XF105の3D撮影システムを展示


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キヤノンブース。先日発表になった小型業務機XF105の3D撮影システムの展示。レッドローバーの閉校式中型リグS-200と8インチ3DモニターSDM-080-SDIと組み合わせて展示されていた。12月24日までリグとモニターをセットにしたキャンペーンも実施中(セット価格1,890,000円)。

ジョージ・ルーカス率いるILMから独立した3D映像開発チームが制作した3Dリグ


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フジフイルムブース。ジョージ・ルーカス率いるインダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)の3D映像開発部門から端を発し、設立された米パララックス社製3DカメラリグPX3 3D CAMERA RIG。既存のHDカメラに対応し、視差調整機能に優れており、3D映像制作の際に問題となるポスプロでの補正作業を軽減でき、コストを大幅に抑えられるという。

3Dでハイスピード映像


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朋栄ブース。1280×720 700コマ/秒でのハイスピード撮影が可能なVFC-7000。タッチパネル式のオペレーションユニットで操作する。レンズはFマウント(オプションでPLマウントへの交換も可能)。カメラを2台接続すれば、写真のように3Dでのハイスピード撮影も可能。デモ映像では水にフルーツを落とす場面が展示されていたが、飛び散る水しぶきが迫ってくるように見えるほど立体的な映像。価格は390万だが、従来のハイスピードカメラとしては破格の値段になるという。

光軸を曲げて人の視差に近いステレオベースを実現する3D撮影用レンズアダプター


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NHKメディアテクノロジーブース。放送用の大きなカメラを並行式リグに装着した場合でも、光軸を光学的に曲げて、人間の眼幅と同じステレオベースを実現できるというもの。

録画、ズーム操作を同期できる3D撮影リグ


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ミラクルキューブブース。3D撮影用リグParallel RIG mini。2台のカメラの録画スタート、ストップの同期とLANC端子で接続し、ズーム操作を同期できる。100万円前後になる見込み。

CFカードに3D映像を記録できるメモリーレコーダー


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テクノハウスブース。昨年から発売になっていたCFカードレコーダーnanoFlashに3D用のファームウェアが追加され、2台で3D記録ができるようになった。HD-SDI接続でタイムコードや録画も同期する。HDMI
で2台を接続し、サイド・バイ・サイドやライン・バイ・ラインでの記録も可能。価格は90万円前後。