日本ビクターは、海外では既にGY-HM100と同じタイミングで発表されていたショルダータイプのカムコーダー、GY-HM700を日本での正式に発表した。1/3型のレンズ交換式のコンパクトショルダータイプ。価格はオープン価格で、実勢価格は100万円前後。発売は6月下旬となっている。


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◆QuickTImeのファイルフォーマットに対応
 HM700は先行発売されたHM100同様、ファイルフォーマットとして、業務用ノンリニア編集システムで広く採用されているアップル社のQuickTime(for Final Cut Pro)ファイルフォーマットに対応。コーデックやMPEG2 Long GOPだが、クイックタイムでラッピングすることで、コーデック変換などが経ずに、Final Cut Proで直接ファイルを扱えるのが最大の特徴。さらに別売のSxSメモリーカードレコーダーKA-MR100Gを装着時には、MP4ファイルフォーマット(ソニーXDCAM EXと同じフォーマット)で収録することもできる。
◆カードはSDHC
 記録メディアはSDHCカードのクラス6。2スロットを搭載、、カード2枚にわたる連続記録が可能となっている。記録モードは35MbpsのHQと、25/19MbpsのSPモード。ちなみに25MbpはHDV1080の互換モード、19Mbpsは、HDV720の互換モード。
◆1/3型のレンズ交換式
 CCDは1/3型の3板式。3空間画素ずらしを採用し、斜め方向の解像度を向上。水平解像度900本以上、斜め1000本以上を実現している。画素数は明らかにされていない。
 マウントは1/3型バヨネットタイプ。標準レンズとして、キヤノン製F1.4 14倍ズームを採用。バッテリーはIDX社の業務用バッテリーを使用できる。
 4月に発売されたHM100とは兄弟機になる。ベースは同じで、用途に合わせてスタイルでチョイスしてもらおうという戦略か。小型のハンドヘルドはHM100、ショルダータイプはHM700。
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