プロジェクション・マッピングとは、立体物の形状に合わせた映像をプロジェクターで投影し、そのものの色や形を変化させてしまう新しい表現方法。今、建築物への投影が話題になっていますが、卓上のオブジェに小型プロジェクターを使って投影しながらテクニックを習得していくという画期的な本が完成しました。ここでその一端をご紹介します。
トレーラーを最後に貼り付けました(9月29日)


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After Effectsと5万円の小型プロジェクターで体験しながら覚える
プロジェクション・マッピング入門
著者:MASARU OZAKI(尾崎マサル)
A5判 横組本文128ページ DVD-ROM、紙模型付録付き
9月26日発売
使用するソフトはAdobe After Effects CCのみ。制作も投影もAfter Effectsのみでできるというのがポイントです。本には、卓上マッピングのための紙模型(切り取りと組み立てが必要)と、投影した模様を記録撮影した映像を収録したDVD-ROMが付属しています。
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誌面は↓こんな感じ。
実は、ひととおりやっていくと、アフターエフェクツの基本もマスターできるというもの。
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使用したプロジェクターは、TAXANのKG-PL05HW。信号はフルHDまで入り、パネルはWXGA。5万円台で購入できます。
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制作環境は↓こういうところです。ダウンライトを残したままで、充分見ることができます。むしろ真っ暗にしないほうが、不思議な感じを出すことができます。
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最初の基本編は木の立方体の面やエッジに正確に当てていくところから始めます。
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実践編では、付録の紙模型を使用します。巻末に2枚切り取り加工された厚紙がついていますので、それを切り離して、組み立てます。
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ガイド線を投射して、紙模型を正確な位置においてからスタート。
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ガイドとなるエッジを丁寧に描いていきます。
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エッジを描くようなアニメーションの表現をマスターします。
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最終的には3D表現もできるようになります。
つまりあるはずのないキューブや光の玉がでてきてリアルな空間に実在して見えるという表現です。
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デモ映像もそのうちアップできると思います。
この本、実はすごいノウハウを明かしてしまっているのです。
欲しくなってきたでしょ?
こちらからどうぞ。

Beginner’s Guide To Projection Mapping ( Teaser Trailer ) from MasaruOzaki on Vimeo.