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 パナソニックは、業務用HD/4Kメモリーカード・ポータブルレコーダー「AG-UMR20」と専用オプションの4Kコンパクト・カメラヘッド「AG-UCK20」の試作機を開発した。発売は2017年春を予定している。
 AG-UMR20は約650gのハンディサイズレコーダー。単体では3G-SDI入力(23.98PsF対応)から、HD(1080/59.94p)収録が可能で記録メディアはSDXCメモリーカード。カードスロットを2つ備え、リレー記録によりノンストップの長時間記録に対応できる。新たにLAN端子を備えることで、IP接続による外部からのリモートコントロール、ネットワークへのストリーミング出力を実現。同社で発売中のリモートカメラシステムとの連携も可能になるという。そのほかHDMI出力、マイク/ライン入力なども備える。

専用オプションのカメラヘッド「AG-UCK20」と組み合わせることで
4K(2160/29.97p)収録が可能に

 AG-UCK20は、広角・高倍率20倍ズーム、16軸独立色補正機能、5軸ハイブリッド画揺れ補正、赤外線撮影、NDフィルターの設定など、映像制作に応える画質と機能を装備。専用ケーブル(別売/最長20m)で接続したAG-UMR20からカメラをリモート操作できる。また、AG-UMR20のカメラリモート端子を用いたレックS/S・ズームの手元操作に加え、フォーカス・アイリスの手元操作も可能になっている。
 ポータブルレコーダー「AG-UMR20」とカメラヘッド「AG-UCK20」は、11月16日(水)から11月18日(金)まで、千葉県・幕張メッセで開催される、国際放送機器展「Inter BEE 2016」に展示される予定だ。