DJIは、プロ向けに最適化された世界初の空撮用 Super 35mm デジタルシネマカメラ・ZENMUSE X7 を発表した。11月下旬より DJI 公式オンラインストアおよび DJI 認定ストア、DJI プロダクト取扱店にて発売予定。

特 徴

より自由になった表現範囲
Super 35mm 映像センサーを搭載し、14ストップのダイナミックレンジを実現。低照度条件下でも被写体の細部まで表現可能だ。映画のような浅い被写界深度を実現しながら、ハイライトから暗部まで豊富な映像情報を低ノイズに保持することで、自由度の高いグレーディングが可能になった。ドローン搭載カメラとしては最高の解像度で撮影が可能。6K Wineman RAW または 5.2K Apple ProRes は最大 30fps で、3.9K CinemaDNG RAW または 2.7K Apple ProRes は最大 59.94fps で撮影でき、業界標準のポストプロダクションのワークフローにシームレスに統合できる。

広がる映像のポテンシャル
世界初の専用空撮マウントシステム「DJI DL マウント」を採用し、単焦点レンズに最適化された超短のフランジバックを実現。焦点距離 16mm、24mm、35mm、50mm の各レンズが使用できる(それぞれ開放F値は F/2.8)。カーボンファイバー製のため軽量で耐久性に優れ、DJI Inspire 2 での空撮で高いパフォーマンスを引き出す(DJI Inspire 2 に搭載した場合の最大飛行時間は約23分)。16mm レンズには、ND 4 フィルターが内蔵され、さまざまなシーンに合わせた撮影設定やディテールの追い込みを可能にする。また、24mm、35mm、50mm の各レンズには、メカニカルシャッターが搭載されている。

最適化されたポストプロダクションワークフロー
今回搭載された DJI シネマカラーシステム(DCCS)は、新しい D-Log カーブと D-Gamut RGB カラースペースにより、ポストプロダクションのプロセスでの柔軟性と色空間を向上させている。D-Log は幅広いダイナミックレンジを再現し、D-Gamut RGB カラースペースでより多くの色情報を保持。これにより、厳しい要求を持つ映像制作でも正確な色を再現し、ポストプロダクション作業を円滑に進められる。新 EI モードは、あらゆるシーンでできる限り多くの情報を捉えられるように、フィルムカメラのように動作する。さらにポストプロダクションプロセスにおける柔軟性のために、ダイナミックレンジと異なる Log カーブで発生するノイズとのバランスを取る。

価 格

Zenmuse X7(レンズ含まず):349,800円(税込)
レンズ(焦点距離 16mm、24mm、35mm):168,400円(税込)
レンズ(焦点距離 50mm ):155,400円(税込)
Zenmuse X7 prime lens combo(4つのレンズのセット):548,000円(税込)

製品詳細
http://www.dji.com/jp/zenmuse-x7

 

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https://videosalon.jp/2017/10/dji_zenmuse_x7/