360度カメラ「Insta360シリーズ」のメーカーであるArashi Vision社は、アメリカ・ラスベガスで開催中のCESにて2台の次世代カメラを参考出展。

 新しいデバイスの一つ、8個のレンズを搭載したプロ用VRカメラ(名称未定)は、全天球の3Dビデオを10K以上の解像度で撮影できるという。4/3型イメージセンサーを備え、高いダイナミックレンジを与え、低照度環境でも鮮明でノイズのないショットを作り出すという。価格はおよそ12,000ドルで販売される見込み。

 

もう一つは、長方形のグリッドアレイに配置された128個のカメラを利用することで3次元(6DOF)の180°ビデオを作成することができるライトフィールドカメラの新しいプロトタイプ。視聴者は実際のシーンと同じように、自分が選んだどの角度からでも同じシーンを自由に見ることができる。128カメラアレイは、映像内のあらゆるポイントで光の強さと方向の両方を詳細に表現することで、この効果を実現する。6方向すべてで約1.5フィート(0.5メートル)の範囲内での自由な動きが可能になる。

現在のプロトタイプは180度のビデオ記録が可能だが、同社が開発した技術は360度のキャプチャにも適用できる。この技術により、クリエイターはより現実的な映像空間を撮影できるようになり、視聴者はその映像内を自由に探検出来るようになるという、これまでにない新しいレベルの没入感を実現できる。

同技術を組み込んだ製品に関する情報は後日発表される。

Arashi Vision(Insta360
http://www.insta360.com/