先行して昨年の11月から12月にかけてウェビナーを開催してきましたが、1月20日発売2月号の特集は「インハウス動画制作&ライブ配信 成功の掟」。

動画制作の裾野が広がり、プロでなくても実用的な動画制作や動画配信ができるようになってきました。社内(インハウス)で動画制作や配信作業を行う人達が増えています。そのレベルはミニマムなものから大規模な制作、配信まで様々。またインハウスに映像クリエイターを置くケースも増えているようです。この特集では、インハウスでの動画制作担当者から、それにかかわる映像クリエイターを対象に、役に立つ情報を網羅していきます。(編集部 一柳)

VIDEO SALON 2023年2月号、ご購入はこちらから

ここからは、内容を少しお見せしていきます。

入門編

まずはインハウス動画制作に取り組みたい企業向けに情報提供やコンサルタントを行なっている映像制作会社、株式会社火燵の安部さんに、「企業の動画内製化 成功の秘訣」を教えていただきました。安部さんが関わって成功した事例も紹介。

 

現場実例編

続いて、インハウス動画制作やライブ配信に社内のスタッフで取り組む事例を紹介していきます。

日経新聞社で社内で機材を揃え、タイアップセミナーなどをライブ配信している谷島さんの方法論と機材選びについて詳しく解説していきます。現場では数人の社内スタッフに手伝ってもらいますが、現場を取り仕切っているのは谷島さんのみ。そういう状況で失敗しないで配信するにはどうしたらいいのか、数々の失敗を繰り返してきたこそ説得力のあるノウハウを共有していただきました。

続いて、インターネット企業のGMOグループでの配信や動画制作の実例をご紹介。社内でのライブ配信をどうやって運営しているのか、またインハウスで活躍する動画クリエイターが何をやっているのか、詳細にご紹介していきます。

そして、これはちょっと特殊な企業になりますが、YouTuberが数多く所属するUUUMさんの事例。タイアップ動画制作を積極的に社内のチームで行い、社内にいくつも収録配信のための部屋を作ったという羨ましい事例をご紹介。動画制作、情報発信をどう考えたらいいのか、ヒントをたくさん聞くことができました。

 

システム機材編

そして最後に、これはなかなか真似ができませんが、毎日何件ものライブ配信をこなしているライブ配信業者、アポロ・プロダクションがどういった考えで機材を選び、運用しているのかを、同社の機材ルームからレポートしていきます。

動画制作、ライブ配信には技術的な知識がどうしても必要になります。日々ライブ配信を行い、若いスタッフにも教育を行なっている、神成株式会社の泉さんに、これだけは知っておきたい、映像伝送とネットワーク技術の基礎知識をレクチャーしていただきました。これだけでも完全保存版! 最新のNDIとPTZカメラについても触れています。

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。

正直に言いますと、「インハウス」という言葉で括ってはいますが、企業形態も、レベルも、内容もまちまちな、まとまりの特集になってしまいました(苦笑)。すみません…でも、それが現代のインハウスでの動画活用の実状なのかもしれません。この膨大で雑多な情報のなかから何かしら参考になるものがいくつかあれば幸いです。機材カタログとしても参考になるように作りました。

ぜひ書店、電子書店でお買い求めいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

VIDEO SALON 2023年2月号、ご購入はこちらから