アップルは、M2とM2 Proを搭載した新しい「Mac mini」を発表した。M2とM2 Pro搭載の「Mac mini」は、より高速なパフォーマンス、さらに大容量のユニファイドメモリ、先進的な接続性を提供し、M2モデルは最大2台のディスプレイ、M2 Proモデルは最大3台のディスプレイに対応している。各モデルはすでに予約注文を開始しており、2月3日より販売を開始する。価格は84,800円~(税込)。

 

M2搭載Mac mini

M2搭載Mac miniは、4つの高性能コアと4つの高効率コアで構成される8コアCPUと10コアGPUを搭載していいる。最大24GBのユニファイドメモリと100GB/sの帯域幅を備え、Adobe Photoshopでの画像編集のような作業が前世代よりも最大50パーセント高速になっている。さらに、M2によってMac miniにProResアクセラレーションも加わり、Final Cut Proでのビデオ編集のような作業が2倍以上高速に。M2モデルは、最大2本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリームまたは最大12本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームの同時に再生が可能。

Intel Core i7搭載Mac miniと比較した場合のM2搭載Mac miniの性能:

  • Pixelmator Proでの機械学習(ML)による画像アップスケーリングのパフォーマンスが最大22倍高速。
  • Final Cut Proでの複雑なタイムラインレンダリングが9.8倍高速。

前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2搭載Mac miniの性能:

  • Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
  • Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
  • 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大35パーセント高速。

 

M2 Pro搭載Mac mini

M2 Proは、8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された最大12コアのCPUと、最大19コアのGPUを搭載。M2の2倍の200GB/sのメモリ帯域幅を持ち、最大32GBのメモリに対応。Neural EngineはM1より40パーセント高速で、映像分析や画像処理などの機械学習タスクが速くなっている。ビデオの再生とエンコーディングをわずかな電力で劇的に加速させるよう設計されているM2 Proは、パワフルなメディアエンジンを提供する。ビデオコーデックを高速処理し、最大5本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリームまたは最大23本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームの同時再生が可能。M2 Pro搭載のモデルは、最も高速なIntelベースのMac miniより最大14倍高速。

Intel Core i7とRadeon Pro 5500 XTを搭載した27インチiMacと比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能:

  • Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
  • Adobe Lightroom Classicでのパノラマ合成が最大5.5倍高速。
  • Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングが最大4.4倍高速。

前世代のM1搭載Mac miniと比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能:

  • Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
  • Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
  • 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大2.8倍高速。

 

接続性

M2モデルは2つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大2台のディスプレイに対応。M2 Proモデルは4つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大3台のディスプレイに対応。さらに、M2 ProモデルはMacで初めて1台の8Kディスプレイに対応している。両方のモデルに、2つのUSB-Aポート、HDMIポート、ギガビットEthernetポート(10GBのオプションあり)、およびハイインピーダンスヘッドフォンに対応するようアップグレードされたヘッドフォンジャックがある。ワイヤレス接続用に、どちらの新しいモデルも従来よりスループットが最大2倍高速な最新の規格であるWi-Fi 6E、およびBluetooth 5.3を備えている。

◉製品情報
https://www.apple.com/jp/mac-mini/

Apple Japan
https://www.apple.com/jp/