今回の説明会の中心となった『ATEM Television Studio HD8 ISO』。

 

ブラックマジックデザインは、3月15日にPANDASTUDIO.TVと協力し、2月に発表された新製品の実機デモを交えた製品展示会を行なった。

今回、展示した新製品は下記の通り。

  • ATEM Television Studio HD8
  • ATEM Television Studio HD8 ISO
  • Blackmagic Studio Camera 6K Pro
  • Studio Camera 4K Pro G2
  • ATEM Microphone Converter

これらの製品を使用することで、撮影、収録、配信から、アーカイブ編集、クラウド連携、リモートカメラまでのワークフローを完結させることが可能。

今回の製品説明の中心は、オールインワンのスイッチャー『ATEM Television Studio HD8 ISO』。リモートで8系統までのカメラをつなぐことのできるストリーミングブリッジ機能など多様な機能を内蔵しており、テレビ局の現場などで働くユーザーから注目が高かったという。

■ATEM Television Studio HD8 ISOの特長

8つの入力を個別のファイルに収録できるISO収録機能を搭載

『ATEM Television Studio HD8 ISO』は、ISO収録機能を搭載し、8つの入力を個別のファイルに収録することができる。単にマルチで収録するだけでなく、DaVnci Resolveのプロジェクトファイルができる。さらに、PinPもキーフレームが打たれてファイル化されるため、スムーズに素材を編集することが可能。

 

クラウドストア対応

クラウドストアとはクラウドに連携できるネットワークスペース。収録されたデータをクラウドストアに保存することができる。DropboxやGoogle Driveにつながっているためクラウド連携が可能だ。クラウドストアの活用により、物理的なデバイスを経由したデータ移行の手間が省けるため作業の効率化を見込むことができる。

▲データは画像のように保存される。

 

ストリーミングブリッジ機能内蔵

ストリーミングブリッジ機能によりリモートで8系統までのカメラをつなぐことができ、さまざまな場所にある遠隔の映像を映し出すことが可能。映し出す映像は、リアルタイムで明るさ、ズームなど、コントラスト、色味などを調整可能。タリーの点灯やトークバックの機能もついているため、カメラマンや中継先とのコミュニケーションも容易に取ることができる。

▲会場の別フロアに置いたカメラからの映像。画質もよく画面の乱れも見られなかった。

 

『ATEM Television Studio HD8 ISO』はすでに発売を開始しており、価格は569,800円(税込)。

▲デモに使用した機材。画像左が『ATEM Television Studio HD8 ISO』

 

▲背面から見た状態。3G-SDIビデオ入力を8つ搭載しており、8台までのカメラを接続可能。

 

 

 

◉ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp

PANDASTUDIO.TV
https://www.pandastudio.tv/

ATEM Television Studio HD8 ISO
https://www.blackmagicdesign.com/jp/store/atem-live-production/live-production-switchers/W-APS-21