キヤノンブースでは、リモートカメラを活用した幅広い活用方法を展開していた。
動画配信などで近年、注目が高まるバーチャルシステム。ブースには「CR-N700」キヤノンのPTZカメラが用意され、グリーンバックでのCG合成をしながらリモート撮影する様子がシミュレーションされていた。FreeDプロトコルが標準搭載されたカメラと、CG合成用のシステム「Aximmetry」と組み合わせることにより、本システムを可能にしていた。
他にも開発中のふたつの自動追尾技術を出展。ひとつは人物が重なった場合も被写体を検出し、追尾する技術。番組制作などに活かされる。ふたつ目は、飛行機乗り発着を自動追尾する技術。空港設置のロボットカメラなどの活用の幅を広げる。
リモート撮影など省人化の進む現場において、活躍が期待される新技術が展示されていた。
新製品としては、Inter BEE直前に発表された大口径標準ズームレンズ「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」に注目。動画用途を考慮して、ズームリングを動かしても前玉は繰り出さず、前後バランスが大きく崩れることがない。
パワーズームアダプター「PZ-E2/PZ-E2B」で動画撮影のニーズに対応。PZ-E2BのコントロールはUSB-Cと20ピン。ズームはリーベックのENGレンズ用のズームコントローラーZC-9Proで可能だが、20ピンへの変換カーブルが必要になる。