株式会社シグマは、フルサイズミラーレスカメラ用の『SIGMA 50mm F1.2 DG DN』を4月18日に発売する。対応マウントはLマウント、ソニー Eマウント。価格はオープンで、同社オンラインショップ価格は242,000円(税込)。

『SIGMA 50mm F1.2 DG DN』は、フルサイズミラーレスカメラ用の大口径標準レンズ。絞り開放から全フォーカス域での高い解像力と、大きく美しいボケ表現に重点を置いて設計。13枚の絞り羽根を採用し、美しい玉ボケ表現が可能。フォーカスブリージングも抑制されているので、F1.2の描写を動画撮影で存分に活かすことができる。

 

主な特長

開放値F1.2の明るさと、最短から無限遠までの高い解像力
最新の光学設計により、各収差を徹底的に抑制した高い解像力を絞り開放から実現。どんな場面でも、色にじみなく精細に描写することができる。また、近距離性能の向上に有利なフローティングフォーカスの採用により、最短から無限遠にいたる全域で安定した高水準の画作りが可能。

色にじみのない豊かで美しいボケ
球面収差、サジタルコマフレア、軸上色収差といった諸収差を良好に補正することで、ピントの合った面から色にじみのない滑らかで自然なボケ描写を実現。二線ボケも抑制されているので、とろけるようなボケ味を表現に活かすことができる。

13枚の絞り羽根による円形絞り
SIGMA初となる13枚の絞り羽根を採用し、開放から絞り込んでも円形を維持する。非球面レンズの面精度を極限まで高めることで、滑らかで美しい玉ボケ表現を可能にしている。

 

フォーカスブリージングを抑えた設計
フォーカス群の配置と非球面形状の最適化により、フォーカスブリージングを大幅に抑制。ピント移動による画角変化が少ないので、動画撮影におけるフォーカス送りの自然な表現が可能。

フレア、ゴーストに配慮した設計
画質を低減させるフレア、ゴーストに関しては、最先端のシミュレーション技術をもとに、あらゆる条件の入射光に対し対策を行なっているという。高い逆光耐性により、どんな光の条件下でもクリアで抜けの良い撮影が可能。

新方式を採用したデュアルHLA採用
高い駆動精度と静粛性が特徴のリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)から、推力はそのままに体積を大幅に削減した新方式を開発。2つのフォーカス群それぞれに採用。この技術革新により、高速なAF撮影とコンパクトなレンズボディの両立が実現。

極限まで削ぎ落したレンズ構成と機構設計
高屈折率硝材と非球面レンズ4枚を採用しつつ、ガラス1枚1枚を極限まで薄型化。フローティングフォーカスにより高い性能を確保しつつ全長を短縮、745gのクラス最軽量を達成。

防塵防滴構造・撥水防汚コートを採用
防塵防滴仕様のボディに加え、レンズ最前面には撥水防汚コートが施されている。

各種撮影アシスト機能を搭載
任意の機能を割り当てられるAFLボタンを搭載。絞りリングに加え、絞りリングのロックスイッチと、クリックのオンオフを切り換えられるクリックスイッチも搭載。

 

主な仕様

レンズ構成:12群17枚(非球面レンズ4枚)
画角::46.8°
絞り羽根枚数:13枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離::40cm
最大撮影倍率:1:6.2
フィルターサイズ:φ72mm
最大径×長さ:φ81.0mm x 108.8mm
質量:745g

 

◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/a024_50_12/

SIGMA
https://www.sigma-global.com/