EIZO株式会社は、4月9日に発表した30.5型・DCI 4K(4096×2160)解像度のHDRリファレンスモニター『ColorEdge PROMINENCE CG1』を2025年1月24日に発売する。価格はオープンで、EIZOダイレクト販売価格は3,506,800円(税込)。

また、11月13日(水)~15日(金)に幕張メッセで開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2024」にて、国内初展示すする。

『ColorEdge PROMINENCE CG1』は、「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の後継機種で、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使用するHDR対応のリファレンスモニター。

同社モニターで初めて、IPネットワーク上における映像データの伝送方式を定めた標準規格「SMPTE ST 2110」に対応。IPネットワーク上に非圧縮方式で送られた映像を扱うことができ、より効率的な制作ワークフローの構築をサポートする。

HDMIの伝送モードFRL(Fixed Rate Link)に対応。HDMI接続時、4K解像度かつ12-bit入力に対応し、高解像度でより滑らかな階調の映像を表示することができる。また、FRLに対応したウルトラハイスピードHDMIケーブルを標準同梱。

リファレンスモニターにふさわしいデータに忠実な表示を追求し、前機種のCG3146から高輝度および低輝度領域表示時の画質や、斜め方向からの視野角特性が進化。見る位置や角度による色味の変化を最小限に抑え、複数人でモニターを見る場合においても、画面の隅々まで安定した色調を再現する。

外部制御インターフェースとしてRJ-45を搭載し、リモコンでモニターのメニュー設定が可能。カラーモードの変更、エリアマーカーのオン/オフ、ズーム機能など、頻繁に活用する機能をリモコンのボタンに割り当てることで、効率的な設定操作が可能。

筐体に軽量な工業用アルミニウム素材を採用し、CG3146に比べて、重さを約34%軽量化。また、背面に運搬時に便利なハンドルを装備。

主な特長

■1000cd/m2の高輝度を正確に測定できるキャリブレーションセンサーを筐体に内蔵
 無償の専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を使用することで、輝度・色温度・ガンマ(EOTF)・色域などの目標に沿った表示、任意のカメラLogに沿った設定に、手間なくキャリブレーションできます。また、定期的な再調整を自動で実施するため、経年変化による輝度や色度のずれを補正し、常に正しいHDR表示を保ちます。

■1000cd/m2の高輝度、100万:1の高コントラストでHDR映像を正確に表示
■Hybrid Log Gamma方式とPQ方式、両方のHDR特有のガンマ(EOTF)に対応
■デジタルシネマ規格 DCI-P3、BT.2020を忠実に再現する広色域
■12G-SDIまで対応の入力/出力端子を2系統、3G-SDIまで対応の入力/出力端子を2系統の計4系統のSDI端子を搭載、撮影カメラに直接接続可能
■HDMI、DisplayPort端子を1系統ずつ搭載し、ビデオフォーマットにも対応
 HDMI入力は50/60pで4:4:4 12-bitまで、DisplayPort入力は50/60pで4:4:4 10-bitまで対応
■カラー設定が自動で切替わるSync Signal機能を搭載
■設定ミスによる制作業務の手戻りを防ぐPixel Inspection機能を搭載
■ズーム機能や色域外警告機能、輝度警告機能など映像制作専用機能を搭載
■調整ダイヤルを筐体前面に装備し、スムーズかつ正確にモニターの設定を調整



◉製品情報
https://www.eizo.co.jp/products/ce/cg1/

EIZO株式会社
https://www.eizo.co.jp/