
富士フイルム株式会社は、Xシリーズの最新モデルとして、APS-Cミラーレスデジタルカメラ『FUJIFILM X-E5』を8月より発売する。カラーはシルバーとブラックの2色。価格はオープンで市場想定価格は、ボディのみが246,400円、「XF23mmF2.8 R WR」のレンズキットが281,600円。
『X-E5』は、質量445gの軽量コンパクトなボディに、「Xシリーズ」第五世代の裏面照射型約4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラ。従来機の「X-E4」では拡張感度であったISO125を常用感度として使用できる。また、電子シャッターのシャッタースピードを最速1/180000秒に設定できる。
動画撮影は、6.2K/30p 4:2:2 10bitでのカメラ内カード記録、4K/60pや1080/240pにも対応。動画撮影中のトラッキングAF機能も搭載。
ディープラーニング技術を用いて開発した被写体検出AFを採用。動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車から選んで設定することで、それぞれの被写体をAIで検出。また、昆虫やドローンも、被写体を個別に設定することで、AIで検出が可能。また最新のAF予測アルゴリズムにより、動く被写体への高い追従性や、コントラストの低い環境下での高精度AFを備える。
「Xシリーズ」として初めて、精密なアルミの削り出しのみで加工したカメラ軍艦部を採用。削り出し加工により、エッジ部を際立たせたフラットな天面にダイヤル周辺部の曲面を組み合わせた革新的なデザインを実現。カメラを手にした時の金属の質感を際立たせるほか、ダイヤル類の高い操作性が可能。
天面左側に新たにデザインした、窓付きのフィルムシミュレーションダイヤルを搭載。また、FS1からFS3の3か所のポジションに、全20種類のフィルムシミュレーションと画質設定から任意の項目を個別に登録可能。自分だけの「FSレシピ」として保存し、ダイヤルを切り替えることで直感的に使用できる。


EVFの表示モードに、レトロでシンプルなビューモード「クラシック」を新搭載。往年のフィルムカメラを想起させるシンプルなデザインをベースに、スクリーン上の情報を厳選。また、右手だけで操作が完結できるようにダイヤル類をレイアウトすることで、ファインダーを覗きながらダイヤル操作が可能。
アスペクト比に応じて撮影範囲外を半透明やラインで表示するサラウンドビュー機能を新搭載。EVFでありながらOVFのようにフレーム外を意識した撮影体験を提供する。
カメラ正面にコントロールレバーを新搭載。レバーには、ビューモードの変更やアスペクト比の切り替え、デジタルテレコンの倍率変更などの機能を割り当てることが可能。カメラを構えながら、レバー操作で直感的に機能を切り替えられる高い操作性を実現。


ジャイロセンサーの検出精度を向上させたことに加え、新たに採用したアルゴリズムでブレへの追従性を高めたことにより、5軸・最大中央7.0段/周辺6.0段の手ブレ補正性能を実現。
1.4倍、2.0倍と2段階にわたってズーム可能なデジタルテレコン機能を使用できる。高解像センサー「X-Trans CMOS 5 HR」を搭載したことで、ズームしても解像度を保ったまま、幅広いシーンに対応可能。
3.0型104万ドットチルト式背面液晶モニターを採用。ハイアングルからローアングルまでさまざまなスタイルで撮影できるほか、モニターを180°上方向に反転させることができるため、モニターを確認しながら「セルフィ―」撮影が可能。
本体サイズは124.9(幅)×72.9(高さ)×39.1(奥行)mm、重量は約445g(メモリーカード、バッテリー含む)。
◉製品情報
https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-e5/
富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html