キヤノンは、大口径中望遠単焦点レンズ『RF85mm F1.4 L VCM』を9月27日に発売する。価格はオープンで、同社オンライン価格は236,500円(税込)。
『RF85mm F1.4 L VCM』は、大口径F1.4と最新の光学設計により、大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を生かした、印象的な表現が可能な単焦点Lレンズ。開放F値1.4の単焦点Lレンズシリーズは、20mm、24mm、35mm、50mmが既に発売済で、同レンズの追加により超広角の20mmから中望遠の85mmまでカバーできるようになった。

開放F値1.4による大きく美しいボケ味と中望遠の85mmの焦点距離を生かし、ポートレート撮影などのシーンにおいて、印象的な表現が可能。「非球面レンズ」や「UD レンズ」を効果的に配置した10群14枚の光学設計で諸収差を抑制し、「EF85mm F1.4L IS USM」を超える画面全域での高画質を達成。また、特殊コーティング技術「ASC」により、画質劣化の原因となるフレア・ゴーストを低減している。
質量約636g、全長約99.3mmの小型設計で、「EF85mm F1.4L IS USM」と比較して約33%軽量化し、優れた機動性を発揮。また、発売済みの開放F値1.4の単焦点Lレンズシリーズと全長・フロントフィルター径を共通にし、撮影現場での使い勝手の良さを追求。さらに、アイリスリング(絞りリング)を搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能。
質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM」によるリアフォーカス方式を採用し、優れたフォーカシングを可能にする。EOS Rシリーズの「デュアルピクセル CMOS AF」との組み合わせにより、静止画撮影時には高速・高精度なAFが可能で、動画撮影時には静かで滑らかなピント合わせができる。また、動画撮影時のフォーカスブリージングを抑制する光学設計により、「EF85mm F1.4L IS USM」と比較して画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現し、本格的な映像制作にも対応する。

画角(水平・垂直・対角線) | 24°・16°・28°30′ |
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レンズ構成 | 10群14枚 |
絞り羽根枚数 | 11枚 |
最小絞り | 16 |
最短撮影距離 | 0.75m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径×長さ | Φ約76.5×99.3mm |
質量 | 約636g |
◉製品情報
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf85-f14lv
キヤノン株式会社
https://canon.jp/