ソニーがサイバーショットの新型モデル、RX10 Ⅳをリリース。発売は10月6日より。市場想定価格は約19万前後。
CMOSはRX10 Ⅲと同じ1.0型(約2100万画素)、レンズも24~600㎜(35㎜判換算)F2.4-4.0と同等。動画面も4K/30p記録を踏襲している。進化したのはAFと連写性能、そして操作性などの点。

まずAFでは、位相差検出式を採用し、315点の像面位相差AFセンサーによるファストハイブリッドAFをRX10シリーズで初めて搭載。合わせて映像エンジンBIONZ Xを進化させ、そこにα9採用のフロントエンドLSIを搭載したことで1.8倍高速化。その結果、AFスピードは1.0型レンズ一体型において最速を誇る0.03秒を実現する。

このAFは動画撮影でも性能を発揮し、従来比2倍のAF高速化を実現。画像エンジンの向上に関連してローリングシャッターも低減されているという。また、プロキシー動画を同時記録する機能も新搭載。動画編集の大きなサポートを目指す。

RX10 Ⅳの魅力として、スーパースローモーションの進化も挙げられる。バッファメモリーの増加により、撮影時間が画質優先モードで最長4秒(従来2秒)、撮影時間優先モードで7秒(従来4秒)と、長くなった。プロキシー記録対応によりスマートフォンへの転送も可能になっている。

連写はAF/AE追従で24コマ/秒を達成。加えてモニター面も進化し、3.0型約144万ドットの液晶モニターを新規搭載。タッチフォーカス機能もあり、ピント合わせへの貢献が期待できる。

液晶モニターは約144万ドットにスペックアップするとともに、動作エリアを9パターンから選べるタッチパッド機能や、タッチフォーカス機能を持ったRX10 Ⅳ。

 

●RX10シリーズとして3モデルをラインナップ

ソニーではRX10 Ⅱ/RX10 Ⅲ/RX10 Ⅳ それぞれを撮影ニーズにあわせてのラインナップとして展開。RX10 Ⅳでは同じ24-600㎜レンズを持つRX10 Ⅲが得意とする分野「野鳥」「動物」「風景」に加えて、そのAF性能から「スポーツシーン」まで想定。より幅広い分野での活用を目指す1台となっている。

◎ソニー 製品サイト

http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX10M4/