このところ知り合いに頼まれて小さい舞台の撮影を3カメでやっているのだが、今回もようやく粗編OKが出て、作業が前に進み始めた。もう4、5回目になると一応ワークフローができるのだが、ふだん映像制作をしているわけではない私は、2か月に1回という作業で、そのワークフローを忘れてしまって、ああ、ここどういうふうに持ってったかなあと悩むことがしばしば。


というのも、こうなっているから。(備忘録がわりに書いておくと)
1.マルチカメラ編集はFCP Xで行う(自宅の環境では一番軽いので)
2.ひととおり出来たら、依頼者によるカット割りチェック
(このシーンはこっちの表情を見せたいとか引きの画にしたいという要望があるので)
3。カット編集ができたら、プミレアにもっていって、別録りの音声と合わせる
 (FCP Xだと波形が見づらくて、プミレアのタイムラインだと波形で楽勝で合わせられる)
4 . 画と音を合わせてiPad視聴版を書き出し
5. Premiere Pro CS6からEncoreへ書き出して、BDとDVDを3枚ずつ作る
  (CCではEncoreとLinkしないので!)
依頼者の自宅のシャープ製BD/DVDレコーダーでかかるディスクを作るのにかなりのディスクを消費し、結局、MacからはEncoreで直接ディスク書き出したものしか再生しなかった。
納品はiPad視聴版、BD3枚、DVD3枚。
このワークフローができるまで、ダヴィンチでマルチカメラ編集したり(当然、ろくに動かない)、画と音がずれまくるので、音声のタイムラインを切り貼りしたり。
今回の収穫は、別録のソニーPCM-D50の音がめちゃくちゃよかったこと。あと、1時間半の尺で映像とずれがない(カメラはパナソニック製3台)。切って繋いでリップシンク確かめて、という作業が必要なかった。これまで実験もかねて他社の新しめのレコーダーを使って苦労してきたのは何だったんだろう。D50はそれこそ出たときから持っているのだが、見直してしまった。作業の途中で、面倒だからカメラマイクの音にするか、と日和ったのだが、音声を差し替えてみると、朗読劇なんだから音は重要で、一気に全体のクオリティが上がった気がした。
ちなみに今はディスクへ書き出し中。
ENCORE.JPG
早く終わらせて、本来の仕事でこのMacBook Pro使わないと…。