3月号の高感度&ダイナミックレンジ比較から3号連続で、テスト素材ダウンロードサービスを続けていますが、5月号は、今話題のソニーα7 Ⅲとそのライバル機のテスト素材を作成しました。もうダウンロードしていただけましでしょうか?

このページの下のほうにあります。

わたしも一読者の気持ちになって、ダウンロードして見てみましたが、興味深いものがありました。

まずはAFですが、ソニーのα7系のAFの洗練度にはびっくりです。

しかもα7 Ⅲになってさらに極まっている感じです。iMac 5Kで見るとダウンロードしてファイルを気軽にドットバイドット(さらにそれ以上)で見られてしまうので、フォーカスの微妙な動きまでわかります。いや、視覚上はあまりにスッと合うので、気がついたら合っているという表現が近いでしょうか。

 

一番驚いたのは、この絵です。校庭にはいろいろなものがあり、どうしてもごちゃごちゃしてしまうのですが、フルサイズで、しかもα7 Ⅲの映像は奥行き感があるんですね。

αの4K、はるばるここまで来たな〜と感無量です。

思い返してみると、α7Sが出たのは2014年の夏、半年後の2015年の1月か2月だったと思うのですが、ATOMOSからα7SのHDMIからの4K出力を受けて記録できるようになって、その映像を見て、編集部一同、ひっくり返ってしまったのでした。(検索してみると、2015年の5月、ちょうど3年前にこんなイベントもやっていました)

それからまだ3年しかたっていません。4K 30pのムービーとしては、AFも含めて完成の域に達して来たと言えるかもしれません。

ここまでくると、もう画質は十分という人がたくさんいてもおかしくないのですが、さらに先を目指すのがαの宿命のような気がします。4K/60p、10bit、6K MOVIE、あとはシャッター歪みの解消ですね。まだまだやることはたくさんあります。