(11月1日)モニター色表示の調整・管理ソフトウェアの新バージョンリリース日程を変更のニュースを加えました。
EIZO株式会社は、写真や印刷、映像制作などのクリエイティブワーク市場向けカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator(カラーナビゲーター)」の新バージョン「ColorNavigator 7」について、互換性の検証に時間を要しているため、リリース日程を変更。
当初リリース予定の11月2日は動作対象モニターを「ColorEdge CG279X」のみとし、以降は以下日程のように対象モニターを順次拡大。
新日程
1.概要
制作物の色基準に合わせて厳密な色管理が求められるクリエイティブワーク市場では、制作用モニターの明るさや色味を調整するキャリブレーション作業が必要です。
ColorNavigatorは、当社のカラーマネージメント液晶モニターColorEdgeシリーズの専用ソフトウェアで、モニターのキャリブレーションや、調整目標の作成・編集、複数台のモニター管理を手間なく正確に実施する。
これまで、写真・印刷などクリエイティブ業務向けには、表示調整に特化した「ColorNavigator 6」を、映像制作業務には複数モニターの管理機能を付属した「ColorNavigator NX」をそれぞれ展開してきたが、新バージョン「ColorNavigator 7」はこれら2つを統合し、すべての機能を一つのソフトウェアに集約。さらに、ユーザーインターフェースの改良により使いやすさも進化させている。
ColorNavigator 7は、2018年11月2日から当社Webサイトにて無料ダウンロードを開始。
ColorNavigator 7の製品情報
2.バージョンアップによる進化ポイント
■より短時間で、手間なくキャリブレーションを実施
ColorNavigator 7は、1回のキャリブレーションで、すべての調整目標の色域・白色点・輝度を一括で調整※。目標値ごとのキャリブレーション作業が不要になるため、従来よりもモニター調整にかかる時間と工数を大幅に削減できる。
※ CS230及び旧機種をお使いの方、ColorNavigator 6からデータ移行された方は、調整目標ごとにキャリブレーションが必要。
■モニター前面ボタンから簡単に調整目標の切替えが可能
調整目標はモニターのカラーモードに割り当てられます。調整後は、PC上でソフトウェアを立ち上げなくても、モニター前面のMODEボタンから簡単に表示を切替えできます。従来ColorNavigator 6をお使いの方向けの進化ポイントです。
■1台のPCから、複数台のColorEdgeを管理可能
ColorNavigator 7をインストールした1台の管理者用PCから、複数台のColorEdgeを調整・管理できます。法人など、制作者のPCにソフトウェアをインストールできない環境でのモニター運用に有効。さらにColorNavigator 7は、複数人で制作作業を行う法人向けのカラーマネージメント・ソリューション、「ColorNavigator Network」のクライアントソフトウェアとして使用できる。これにより、遠隔地での制作作業でもスムーズな色のコミュニケーションを実現する。
ColorNavigator Networkの製品情報
■シンプルなユーザーインターフェースを採用し、使い勝手を向上
■ColorNavigator 6と共存可能
ColorNavigator 6とColorNavigator 7は、同じPCにインストールして使用できる。ColorNavigator 7に非対応の機種を含めて複数のColorEdgeモニターをお使いの環境下でも、1台のPCからすべての使用モニターを調整できる。
■ColorNavigator 6から自動的に調整データを引き継ぎ可能
ColorNavigator 6から7にアップグレードされた場合、ColorNavigator 6で作成した調整目標データは自動で引き継がれる。
ColorNavigator NXからColorNavigator 7に調整データを移行する場合は、別途設定が必要。
EIZO株式会社
http://www.eizo.co.jp/