新刊書籍
2019年9月12日発売
A4変型判 288ページ
定価:本体4,200円+税
ISBN978-4-7683-1192-9

映画発明の1910年代から2010年代まで世界の映画ポスターを芸術的、商業的な観点から探求する 

イアン・ヘイドン・スミス(著)/プレシ南日子(訳)/岡田秀則(監修)


映画が生まれたのは1895年。リュミエール兄弟が撮影・映写の複合機「シネマトグラフ」を発明したことから始まる。一方、ポスターという宣伝媒体が生まれたのはそのわずか10年前のこと。本書では、現在でもいまだなお作り続けられる『映画ポスター』にスポットを当て、時代の変遷とともにその歴史を振り返える。ポスターデザインを手がけたアーティストやスタイル、映画的なムーヴメント、政治、イデオロギーなどの影響によって、映画ポスターにどんな変化がもたらされたのか? 当時の時代背景とともに紐解いていく。

 チャールズ・チャップリンの演じた放浪者チャーリーは、どのようにしてお馴染みのキャラクターになったのか? あるいは、グレタ・ガルボの神秘的な雰囲気はどのように宣伝されたのか? さらにはブロックバスター映画の歴史、年代ごとのグラフィックデザインの変遷、デジタル時代におけるポスターの役割まで、幅広い観点で映画史に迫っていく。映画、芸術、そして観客を惹きつけるための映画ビジネスを巡る、楽しく興味の尽きない旅に出てみよう。

【ページサンプル】

 

 



【本書のポイント】
・1910年代から2010年代までの10年ごとに世界各国で作られた映画ポスターを紹介
・全450点の映画ポスターを掲載
・監督、俳優、デザイナーについて綴るコラムも


【掲載している監督・デザイナー】
D・W・グリフィス/チャールズ・チャップリン/フリッツ・ラング/ステンベルク兄弟/ジョセフ・フォン・スタンバーグ/エリック・ローマン/ビル·ゴールド/マイケル·パウエル/エメリック·プレスバーガー/ジャン·コクトー/ソール・バス/レイノルド・ブラウン/スティーヴン・フランクファート/イングマール・ベルイマン/ヴィクトル・ゴルカ/ロバート・アルトマン/リチャード・アムゼル/スタンリー・キューブリック/ルネ・フェラッチ/ボブ・ピーク/ジョン・アルヴィン/スパイク・リー/ペドロ・アルモドバル/フアン・ガッティ/スティーヴン・スピルバーグ/クリストファー・ノーラン他

 

●TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて先行発売イベントを開催!

 

  • 場所: TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 2階特設会場
  • 日時:2019年9月1日(日)13:00開始(12:45開場)-14:00終了予定
  • 定員 :50名
  • 入場料 :①書籍『時代と作品で読み解く映画ポスターの歴史』(4,536円税込)購入/ ②イベント参加費1200円 (いずれもコーヒー1杯付)
  • 主催:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
  • 協賛:玄光社
  • 問合せ先:03-5775-1515(TSUTAYA TOKYO ROPPONGI)
【トークショー】
『時代と作品で読み解く映画ポスターの歴史』先行発売記念!
 岡田秀則さん×大島依提亜さんトークショー 映画ポスターの過去・現在・未来
【登壇者プロフィール】
岡田秀則
国立映画アーカイブ主任研究員として、映画のフィルム/関連資料の収集・保存や、上映企画の運営などに携わり、2007年からは映画展覧会のキュレーションを担当。また内外の映画史を踏まえた論考、エッセイを多数発表している。単著に『映画という《物体X》』(2016)、編著に『そっちやない、こっちや 映画監督・柳澤壽男の世界』(2018)、共著に『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(2014)など。

大島依提亜
映画のグラフィックを中心に、展覧会広報物、ブックデザインなどを手ける。最近の主な仕事に、映画『パターソン」『万引き家族』『サスペリア』『アメリカン・アニマルズ』『アメリカン・アニマルズ』、展覧会「谷川俊太郎展」「ムーミン展」「高畑勲展」書籍「へいわとせんそう/谷川俊太郎、Noritake」「建築のそれからにまつわる5本の映画/中山英之」など

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