ProRes RAWへの対応は無料。動画関連の機能向上も盛り込まれる

パナソニックは4月21日、LUMIX S1Hのファームウェアアップデートを発表した。今回のアップデータは無料公開となり、リリースは5月25日を予定している。今回のアップデートでは、かねてからアナウンスされていたアトモスNINJA Vとの連携によるProRes RAWでの収録をサポート。また、現状のファームでは4Kを超える解像度での録画時にHDMI出力ができなかったが、HDMI出力をダウンコンすることで外部モニターで録画中の映像を確認できるようになるなど、機能向上のアップデートも追加される。

▲RAW動画出力の対応フォーマット

 

動画機能向上アップデート

・S1H の RAW 動画出力対応 (アトモスNinja V 連携)

・シャッターボタン全押しによる動画記録開始。停止を無効化できる機能を追加
・動画コントロールパネルから「動画画質(マイリスト)」を選択できる機能を追加
・フォトスタイル[V Log] の調整項目 ノイズリダクション の設定値に 1] を追加。これにより、特定の撮影環境で残像が発生する現象を改善
・撮影時のHDMI 出力映像に、 MF アシスト拡大表示を出力しない設定機能を追加
・4:2:0 10bit での 動画記録時、特定の撮影環境でバンディングが見えやすくなる現象の改善
・HDMI 記録制御時( SD カード記録無し)のレックランタイムコード歩進

 

その他のアップデート

[ AF ]
・ AFC 時の AF+MF 対応

[レンズ]

・LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.の Fn 対応
・ SIGMA 社製マウントアダプター MC21 装着時の性能改善(手ブレ強化等)
・ SIGMA 社製 L マウントレンズとの互換性を強化( Fn ボタン設定に対応)
・特定の L マウントレンズにおける開放 F 値制御の不具合修正

[設定 ]

・ステータス LCD バックライト常時点灯設定追加
・ RAW 現像時の RAW/JPEG 振り分け記録対応
・写真オートレビュー時間設定に 0.5 秒追加
・ Fn ボタンに OFF 割当時の長押し無効対応
・ボタン押下時のみ絞りプレビュー
・全画像消去時の Touch 操作無効化
・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の言語設定に対応

[SD]

・ SD メモリーカードとの組み合わせによって、動作が不安定になる場合がある現象を改善

 

●LUMIX S1Hファームウェア.ver2.0のWEBサイト

https://news.panasonic.com/jp/topics/168277.html