手持ちジンバルDJI Osmoで レンズ交換・RAW収録に対応した DJI Osmo RAWを発表 移動撮影時の上下揺れを抑えるアタッチメントも


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DJIから発売中の手持ちジンバル・DJI Osmo(オズモ)。バランス調整不要で使える手軽さから人気を集めているが、かねてからマイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式カメラ一体型ジンバルユニットZenmuse X5やRAW収録に対応したX5Rへの対応もアナウンスされていたが、アメリカ・ラスベガスで開催中の放送機器展「NAB SHOW」に合わせて、いよいよ製品が発表されることになった。X5との組み合わせはOsmo Pro、X5RはOsmo RAWとして販売される。
 X5Rは非圧縮RAW記録に対応した4Kカメラ。 ビデオのビッドレートは最大2.4Gbps、 平均1.7Gbps。記録方式はCinemaDNGファイルで録画する。また、カラーグレーディング用途にD-Logモードを搭載するが、こちらはX5やX3にも搭載されている。

X5/X5Rを装着するには専用のX5アダプターが必要

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▲OsmoのハンドルとX5/X5Rを装着するためのアダプター
Osmoはハンドル部分だけでも購入することができ、X5やX5Rを取り付けるためには専用アダプター(
X5アダプター:12,830円[税込])が必要になる。

ワイヤレスフォーカスコントローラーとの組み合わせも可能

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▲DJI Focusと組み合わせた状態。
パン・チルト操作はOsmoのハンドルで、フォーカスや露出操作は専用アプリのDJI Go(iOS、Android版を用意)で行う。オプションとして既に発売中のワイヤレスフォーカスコントローラーDJI FOCUSを組み合わせて使うこともできる。

バッテリー関連アクセサリーも拡充

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▲4つのバッテリーを同時に充電できるインテリジェント4バッテリーチャージャー。120分ですべてのバッテリーを充電できる。
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▲バッテリー型の電源アダプター
 従来までのバッテリー持続時間は、4K撮影時で66分間となっていたが、最大96分までに拡張する新たなバッテリーも発表するという。新バッテリーでは、Osmo Proでは標準バッテリー使用時60分間を最大78分に、Osmo RAWでは使用時に最大26分を最大37分までに拡張できる。
 さらに、Osmoのハンドルに装着して使うことができるバッテリー型電源アダプターも用意。Osmoでのバッテリー持続時間は最大14時間、Osmo Proでは最大11.7時間まで、Osmo RAWでは5.5時間弱まで延長(使用バッテリーの種類によって異なる)。このアダプターは、DJIのAC充電器や車載充電器、ドローンやRoninのバッテリーの充電にも対応するという。

ジンバルの大敵・上下揺れを抑えるアタッチメントも

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▲Osmo Z-Axis(16,718円[税込])
Zenmuse X3装着時に限定されるものの、このZ-Axisを使うと、手持ちジンバルでの移動撮影の際に歩行の上下揺れを解消できる。アタッチメント本体には上下揺れの緩衝装置、グリップリリースボタン、角度のコントロール用ノブが備えられている。


◆ニュースリリース
http://www.dji.com/jp/newsroom/news/raw-for-osmo

vsw