シャープは、『mini LED 次世代ディスプレイ』を開発したことを発表した。

光源であるバックライトとして小型のLEDを採用し、高密度に敷き詰めて制御することで、液晶ディスプレイの輝度やコントラストなどの表示性能を飛躍的に向上させたとしている。

今回開発した試作機では、バックライトに当社従来機比で約1/10サイズの小型LEDを8,000個以上配置し、1,000以上のエリアに細かく分割して駆動。描写する映像に応じて各エリアのLEDの点灯・非点灯をきめ細かく制御し、電力を効率的に活用。2,000nit(cd/m2)以上の高いピーク輝度と、100万:1 以上の高コントラスト比を実現している。また、量子ドット技術によりバックライト光の波長変換を行うことで、同社従来機比約1.2倍の広色域表現も可能としているという。

 

▲ディスプレイ構造(イメージ)

 

▲「mini LED 次世代ディスプレイ」試作機(左)、当社従来機(バックライト分割駆動なし)の比較(イメージ)

 

◉詳細情報
https://corporate.jp.sharp/news/210629-a.html

シャープ株式会社
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