文●編集部・萩原
無料の3DCGソフトBlenderは幅広いジャンルの映像作品で活用されていますが、今回スポットを当てたのはセル画のようなアニメ作品を3DCGで作る、いわゆる「セルルックアニメ」。特集を監修してくれたのは、いち早くからこの分野に取り組み、3人の少人数チームで作品を手掛ける映像制作チームHurray! のぽぷりかさん。ぽぷりかさんキュレーションによる5人のクリエイターのみなさんのワークフローを詳らかに解説します。同じセルルックアニメでも人それぞれ作風はもちろんのこと、作り方が違って、とても興味深い内容になりました。2Dの手描きアニメと見間違えるほど精巧に作り上げられた作品がどのように作られたのか? 誌面を通じて解説していきます。
●特集の内容
八月のシンデレラナイン『Generic Riot!!』のMV ができるまで
映像制作チームHurray! の制作過程を大公開!!
スマホ用ゲームアプリ「八月のシンデレラナイン」のPVとして制作した『Generic Riot!!』のメイキングを通して、Hurray! 3人で行うワークフロー、Blender・After Effectsの技術など制作にまつわる工程を解説してもらった。
“異質なセンス”から生まれる“美しい世界観”
Blenderで作る百舌谷流セルルックアニメ制作術
CGアーティスト百舌谷さんが、初めてBlenderで制作したセルルックアニメ『floating girl』。異質なセンスから生まれる美しい世界観は、初めてとは思えぬ完成度だった。今回『floating girl』のメイキングを通して、作品が完成するまでのワークフロー、そしてBlender・After Effectsのテクニックを惜しげもなく語ってもらった。
デザイン、イメージボード、コンテの作り方も公開 !
BlenderとAeを使った『ヒスイ』の
3DCGセルルックができるまで
2021年に映像制作チーム・entityを立ち上げ、印象的な作品を手がけているinaさん。今回は『ヒスイ』のMVを例に、inaさん流の制作術はもちろん、コンセプトや世界観をどのように作り上げたのか、解説してもらった。
イメージを形にするためのステップを紐解く
ほぼ全工程をBlenderで完結!
『エゴロック』MVの制作フロー
シンプルな線から描かれるイラストと軽やかなキャラクターの動きが魅力的なOcowaさんの映像作品。普段は基本的にひとりで企画から納品までの作業を行なっているという。頭の中にあるイメージはどのような過程を経て形になっていくのだろうか。
2Dアニメーション制作に3D空間を利用する
『夜の国』で試した
Blenderを軸に据えた
2Dアニメのワークフロー
セルルックの2Dアニメーション『夜の国』。そのファンタジーな世界観を表現するために、特効を駆使して表現されているが実はBlenderを使ってデザイン原案や場面レイアウトを行い、さらに作画までしているという。VRも活用した驚きのワークフローを解説していただいた。
●連載
“なんだ、これは!”を語る~スペシャル対談~
『TAROMAN』はいまはの時代に必要!
小島秀夫監督がハマった理由
藤井 亮×小島秀夫
●スペシャルレポート
CREATOR’S VOICE
SanDiskProfessionalとクリエイターのワークフロー
平古場毅(テレコムスタッフ)
簡単操作でデータを復元!
ワンダーシェアーRecoveritの実力は?
だいげん
スライドと縦長の人物の
2画面などを簡単に作れる注目の
AJA HELO Plusをチェック!
三好宏弥