このコーナーは今の人たちにはあんまり受けない古い話を書きます。
パナソニックのHDC-Z10000の情報を知ったとき、
「おー、松下伝統の1万番かあ、これは気合いが相当入ってんなあ」と思いました。
1万番というのはAV機器マニアであればピンとくると思いますが、松下電器時代からの伝統の型番で、
ビデオデッキでは、NV-V10000というS-VHSデッキが1980年代にありましたし、
カメラでは2CCD!のNV-M10000というS-VHSのショルダータイプのカメラがありました。
そして、3D/2Dカメラの家庭用フラッグシップ機、HDC-Z10000なのです。
しかも家庭用ですよ、これ。
正直、今の時代、家庭用としてよく社内で企画が通ったなあと思いました。
このカメラ、カタチが3Dカメラなので、どうしても色眼鏡で見られがちなのですが、ひじょうにまっとうなカメラだと思っています。
ということで、次号(12月号)では基礎体力のところからチェックしていくつもりです。
CEATECの会場で、Z10000の中身のパーツをみせる展示。
「二眼」というのは、なにか生々しいものを感じます。
頭蓋骨のなかに目玉が入っているような。